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中国2次元企業「第一弾」集団離職事件

中国ユーザー

最近の中国の2次元業界はバッドニュースが多い。業界のハブであるBilibiliは7月20日に中央電視台ニュース番組内で名指しの批判を受けたことを皮切りに、その後複数の政府部門より呼び出しをうけ全面的なコンテンツの見直しを宣言させられる事態に至った。
(Bilibili 中国一部ストアで配信中止へ)
その後、別の2次元コミュニティ「第一弾」ではゲーム事業部の集団退職という事件が起きてしまった。

複数の「第一弾」のゲーム事業部の元社員の証言によると、集団退職の主な理由は社長の経営理念についていけなくなったことだという。同時に当事業部社員達は社長と話し合いを続けていたが両者の考えの合致には至らず、その話し合いの過程で弁護士が介入することになり問題がより複雑化し、集団退職という結果に至ってしまったという。GameLookの取材によると同チームが退職後は「第一弾」に残った古株のメンバーでプロジェクトは継続しているという。

「第一弾」の元社員の中には上層部からセクハラを受けていたとWeibo上にて公開する者も現れた。この件を公開した元社員は正式に離職手続きが完了する前にWeibo上にて公開し、またそれを社長に発見されたため、在職中に当該社員が関連するすべての社内チャットグループから外されるという措置を取られたという。こうした経緯からすると、今回の集団離職事件は社員の突発的な感情によるものではなく長期にわたる不満が爆発した結果なのではないかと思われる。

今回の件はBilibiliなど他の2次元コミュニティと同じく「第一弾」にとっても初めてのネガティブニュースではなかった。先月中旬には「第一弾」のアプリ内に低俗な内容が含まれていると他メディアから報道されていた。「第一弾」はこの件に関し、離職した上層部の人間が在職時故意に行なっていたと発表した。こういった点からも内部統制が随分前から異常をきたしていた可能性が高い。

「第一弾」プラットフォームは2015年5月に設立された、2次元を主力とするプラットフォームである。去年このプラットフォームは5000万元のBラウンドの融資を完成した。今年5月には具体的な金額は明らかにしていないが、光大控股、襄禾資本、華創資本投資からCラウンドの融資を受けた。

Bilibiliと「第一弾」の違いは、「第一弾」はBilibili以上にコアな2次元ユーザーが多く、広義での2次元のユーザー向けではないという点が挙げられる。現在のプラットフォームの内容は主にACG短尺ビデオ、コスプレ、漫画、音楽などで、新浪ニュースによると、「第一弾」アプリのMAUは数千万人を超え、2次元の市場の中ではすでにトップクラスの仲間入りをしている。

しかし、Bilibiliがあまりに強大になった2次元市場のなか、中国国内の2次元系起業家たちは辛い日々を送っている。先行していた「A站」もこの環境下での生存はならず閉鎖に追い込まれてしまった。他の2次元系サービスも苦境を強いられている。この観点からすると「第一弾」がチームを組織しているというのは並大抵のことではない。そんな中、今回の集団退職によりチームの弱体化だけではなく退職したチームがそのまま直接的な競合になることを考えると「第一弾」にとっては大きな痛手となった。

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Original Source:
http://www.gamelook.com.cn/2018/07/336444
(抜粋・翻訳:ゲーム大陸)

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