今年に入りTenecntの猛攻の前に徐々にシェアを削られていたNetEaseにヒットタイトルが生まれそうだ。NetEaseが『陰陽師』で確立した『あやかしの世界観+カード収集』を踏襲した新作『神都夜行録』がリリース後5日でiOSセールスランキングTop5と好調な滑り出しを見せているので、その様子を紹介したい。
■NetEaseの新作『神都夜行録』とは?
まずは今作の概要を見てみよう。
タイトル:神都夜行録
ジャンル:中国風妖怪収集RPG
運営:NetEase
開発:NetEase
リリース日:iOS 9/20 / Android:近日公開予定
DLランキング:1位(全カテゴリ)
セールスランキング:5位(全カテゴリ)
9月20日にiOS先行でリリース。DLランキングで1位、セールスランキングでTop5(9/26現在)を記録するなど、非常に順調なスタートを切っている。
『神都夜行録』は一言で言うと、カード収集を軸に据えたMMORPGだ。
■陰陽師との違いは?
(神都夜行録のキービジュアル)
『あやかしの世界観+カード収集』というキーコンセプトは『陰陽師』と同じではあるが、『神都夜行録』では以下のような差別化がなされている。
【神都夜行録と陰陽師との違い】
1. 世界観・デザインが唐朝をベースにした中国風
2. バトルが3Dリアルタイムアクション
3. 舞踏、温泉、釣りなどコミュニティ要素が強化
■『中国風』とはどういったデザインなのか?
昨今、中国国産IPの盛り上がりなどの流れを受けて『中国風』を推すタイトルが増えてきている。では、その『中国風』とはどういったデザインのものなのか、『神都夜行録』のデザインを紹介していきたい。
(神都夜行録のキービジュアル)
(4大ジョブのコンセプトアート)
(妖怪キャラクターのコンセプトアート)
(SSR妖怪キャラクタ)
(3D背景マップ)
『神都夜行録』のデザインは中国のゲーム会社も自嘲して言う『中華テイスト』とは一線を画するクオリティに仕上がっている。
昨今よく言われる『中国風』は今作のように、従来の『中華テイスト』とは異なり、日本風を一度経由し新しく生まれ変わった中国風デザインと言える。
■バトルは面白い?
『神都夜行録』では『陰陽師』で好評だった、キャラクタ育成やバトルデッキ編成といったコアプレイを継承しつつ、バトルシステムを3Dリアルタイムバトルにして、バトルのテンポと緊張感、戦略性と操作性を強化している。
(バトル画面)
『神都夜行録』ではバトル開始前に従来のカードバトルもののようにデッキを編成する。デッキは5属性による5すくみになっており、キャラクタLvやスキル、属性、デッキ配置などを考慮した上でバトルに挑む楽しみがある。
バトル開始後はプレイヤーキャラクターである降妖師を操作して戦うことになる。デッキで編成した妖怪はオートでバトルを行うが、スキル操作はプレイヤーが行う。
そこに、変身、回避、ダッシュなどのアクションコマンドがあるので、プレイヤーに求める指スキルはなかなかのものだ。
総合的に見ると、バトルはMMORPGの中でもよく作り込まれた方だと言える。
■舞踏、温泉、釣りなどの要素でカジュアルなプレイスタイルにも対応
バトルの操作性が上がったことで、『陰陽師』よりもターゲット層が絞られてしまうのでは?と思うかもしれないが、それは杞憂に終わりそうだ。
今作ではより幅広いユーザーのニーズを満たすため、メインクエスト、サブクエストや各種イベントのほか、舞踏システム、温泉システム、釣りシステムなどコミュニティ形成を促進するシステムが多く実装されているからだ。
(MMORPGお馴染みの温泉システム)
世界観やデザインを中国風にして『陰陽師』よりも更に幅広い層へのアプローチを試みつつ、バトルを深化させコアユーザーの満足度向上を図る。そして、コミュニティ要素を強化しカジュアルなプレイスタイルにも対応する。とよく練り込まれたゲームデザインといえる。
ここ暫く大ヒットがなかったNetEaseに再び大ヒットが生まれるか、Android版のリリースなど今後の動向に要注目だ。
神都夜行録など中国ゲームのDLページはこちら!
【ゲーム大陸】中国ゲームDLページ



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引用:http://youxiputao.com/articles/16027
翻訳・再編:ゲーム大陸
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