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中国メディア「ゲーム認可凍結」とのブルームバーグ報道へ反論

規制情報

「中国でのゲーム認可凍結」とのブルームバーグ社報道に対する中国国内メディアGameLookの反論記事が見つかったので紹介したい。 『ゲーム大陸』では翻訳・再編を行った。

また再編に際して、原文ではブルームバーグ社報道への反論が重複・強調されている点があったが、そこは「日本の読者に中国国内メディアの反応をお伝えする」という点と読みやすさを優先し割愛した。

8月16日午前、ブルームバーグ社が行った報道「中国が権限見直しでゲーム認可凍結」が世界を駆け巡った。

この報道は直ちに、決算発表を行ったばかりのTencentの株価を3%下落させる事態を招いた。また同時に中国市場と密接な関係にあるCapcomやWemadeといった日韓企業の株価の下落も招いた。

事実として、国家広播電視総局(广电总局)及び文化観光省(文旅部)は、この一定期間版号審査を停止しており、新規版号は4ヶ月以上発行が停止されている。本日のブルームバーグ社の報道を見て、「政府が更に規制を強化したのではないか?」との見方が一時広まったが、ブルームバーグ社が報じた内容は、中国ゲーム業界内では既に周知の事実であり、「『モンスターハンター:ワールド』の差し止めの一件と、8月15日のTencentの決算発表に“敢えて”タイミングをあわせてきたのではないか?」との見方に変わった。

中国の外資系証券会社の分析官は、以前Baiduの決算発表時にもブルームバーグ社は今回の様な恣意的とも取れる報道を行った事があったと話した。

TencentもBaiduも中国を代表する巨大IT企業であり、ブルームバーグ社のこのような報道は、これらの中国IT企業の決算発表にあわせて、世界中の投資家に「中国のIT企業はやはり恐ろしい」とのイメージを与えているとも言える。

また、ブルームバーグ社が世界中に「中国ゲーム市場が混乱に陥っている」と報じた、その晩に行われたTencent高官劉氏へのテレビ電話インタビューで、劉氏は版号を取り巻く状況を説明した後、以下のように緩和措置の存在も話した。

劉氏:国家広播電視総局(广电总)も政府組織改編がゲーム業界に与える影響を意識しています。よってGreen Channelも用意されました。この方法により許可を得たゲームは1ヶ月の商用テストを行うことができます。この措置はゲーム業界に対して一定の緩和効果があると思います

事実として中国ゲーム業界では、版号審査が停止され業界内に影響が及んでいる。また、版号を獲得する前に課金テストを行うゲームも存在する。
多くのゲームが政府関係部署と事前に話し合いを行ってからゲームを配信するなど、過渡期として関連するプラットフォーム及び政府関連部署との事前協議が必要になっている。

中国には規制があり、その規制がより厳しくなっているのは事実だが、既に周知の事実となって久しい事柄をこのタイミングで全世界に報道するというのは、ブルームバーグ社の報道に公平性が欠けていると言わざるを得ない。

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引用:http://www.gamelook.com.cn/2018/08/338461
翻訳・再編:ゲーム大陸
公式ツイッター:@Game__Tairiku