中国ゲーム市場のデータ分析を行う『CNG(伽馬数据)』は2022年Q3(7月~9月)の中国ゲーム市場規模の統計を発表した。
同統計によると2022年Q3の中国ゲーム市場売上規模は約1兆1960億円(597.03億元)で前期比で約13%減少、前年比で約19%の減少と前年比、前期比共に減少している。
*1元=20円にて換算
2022年Q3中国ゲーム市場規模は約1兆1960億円
■2022年Q3中国ゲーム市場売上規模
・中国ゲーム市場売上規模:約1兆1960億円(597.03億元)
→ 前年比約19%減
→ 前期比約13%減
・中国スマホゲーム市場売上規模:約8329億円(416.43億元)
→ 前年比約25%減
→ 前期比約17%減
・PCクライアント/サーバー型市場売上規模:約3113億円(155.65億元)
→ 前年比約3%増
→ 前期比約2%増
・ブラウザゲーム市場売上規模:約258億円(12.90億元)
→ 前期比約4%減
中国ゲーム市場売上規模推移(単位:億元)
出所:『CNG(伽馬数据)』
2022年Q3の中国スマホゲーム市場
2022年Q3の中国スマホゲーム市場売上規模は約8329億円(416.43億元)と前年比約25%減、前期比約17%減と、前年比前期比共に大幅な減少となっている。
Q1は春節などの季節要因もあり増加を示していたが、Q2以降市場売上規模の減少が顕著になっている。同レポートではこの要因をマクロ経済等の影響と新規タイトルの不振を上げており、昨年と比べアクティブユーザー数とアクティブプレイタイムが大幅な減少を見せており、課金売上に影響したとしている。
中国スマホゲーム市場売上規模推移(単位:億元)
出所:『CNG(伽馬数据)』
2022年Q3の中国PCオンライン/ブラウザゲーム市場
2022年Q3の中国PCクライアント・サーバー型ゲーム市場売上規模は約3113億円(155.65億元)と前年比で約3%増、前期比約2%増となった。
中国のPCクラサバゲーム市場は、祝日や売上促進イベントの関係から、例年Q3の売上が年間を通じて一番高くなる傾向にあり、2022年もその流れを汲んでいる。
『夢幻西遊』『アラド戦記』など長期タイトルが売上を堅調に推移させており、同市場の売上増に貢献した。
ブラウザゲーム市場の売上規模は約258億円(12.90億元)と前期比で4%減となっており、既存タイトルの新規サーバーオープン数が減少したことで売上にもマイナスの影響が出たとしている。
中国PCクラサバゲーム/ブラウザゲーム市場売上規模推移(単位:億元)
出所:『CNG(伽馬数据)』
当記事まとめ
■まとめ
・2022年Q3中国ゲーム市場規模は約1兆1960億円
・前期比で約13%減少、前年比で約19%の減少と大幅減
・マクロ経済の影響と新作の不振が要因
関連情報
『CNG(伽馬数据)』レポート:こちら
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