東京ゲームショウ2018への出展など日本版リリース前から注目を集める『恋と
この度、中国・蘇州に本社を置く『Friend Times(玩友時代)』が香港証券取引所に上場申請を行い、目論見書を提出した。
同社は2010年の創業から一貫して、中国の女性向けゲーム市場を、重点市場として事業展開を行ってきたという。
そんな同社の目論見書から、中国女性向けゲームの売上規模やユーザー数などの数字を紹介したい。
『Friend Times』ってどんな会社?
まずは『Friend Times』の概要を紹介したい。
社名:蘇州玩友時代科技股份有限公司(Suzhou FriendTimes Technology Inc.) 本社所在地:中国・蘇州 法定代表人:蒋孝黄 資本金:8.2億円(5166万元) 設立日:2010年05月11日
同社のタイトルは古代中国モチーフの女性向けスマホゲームが多く、日本でも『謀りの姫』などが展開されている。
『Friend Times』の売上規模は?
今回の上場申請に際し開示された同社の業績は以下の通りだ。
同社の主力タイトルは『謀りの姫(熹妃伝)』で、同作は2015年に中国でリリースされたタイトルであるものの、2016年から2018年の3年間、毎年70億~80億円程度の売上を記録するなど、長期ヒット作となっている。
中国女性向けスマホゲームのKPIは?
『Friend Times』の今回の目論見書では、各タイトルの売上やアクティブユーザー、課金者数などの数値が開示されている。主要な数値は以下の通りだ。
上記の各種数値の中でも、ARPPU(課金者の課金額)に注目して見てみたい。
『謀りの姫』は中国でリリース4年を経過していることもあり、2018年はアクティブユーザー減少、課金単価上昇とゲーム寿命の終わりが近いことを感じさせる数字となっている。
同作は18年から日本展開を開始しているため、中国の女性向けゲーム市場の肌感を知るには、16年と17年の数字を見るのが良いだろう。
厳密には16年から韓国展開や東南アジア展開を行っているので、中国市場だけの数字とも言えないが、ARPPUは4200円前後と、中国産女性向けゲームの課金力の強さを感じさせる。
香港市場での上場を果たした暁には、更に海外展開を拡大していくのか。それとも、古代中国モチーフの女性向けゲームという強みを活かし、中国国内市場の深耕を行うのか、今後の展開が楽しみである。
関連情報
Friend Times公式サイト:http://www.wishgamer.com/news/index.html
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引用:http://youxiputao.com/articles/17275
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