全世界のゲーム市場Top3と言えば、米国、中国、日本である。そんな3カ国のヒット作にはどの様な共通項があるのか?
『GameRefinery』のアナリストがこれら3大市場のスマホゲームセールスランキングTop200タイトルのモチーフに対して分析を行ったので紹介したい。
中国は日本よりもファンタジー系が好き
まずは同分析が行った『カテゴリ』を見てみたい。
続いて、日米中スマホゲーム市場セールスランキングTop200で良く見られるアートモチーフのシェア比を見てみよう。
米国市場では現代-リアル系のアートモチーフが43%と大半を占めており、次いでファンタジー系が22%となっている。
中国市場はファンタジー系が最も多く46%、次いで現代-リアル系が20%となっている。
日本市場はファンタジー系が32%、現代-リアル系が29%とほぼ拮抗している。
『GameRefinery』のアナリストは、SF系のアートモチーフは日米中3大市場のいずれも人気がなく、現代-リアル系は日中よりも米国でより人気が高いとしている。
米国はカジュアルが数量でミッドコアを上回る
ゲームジャンルとアートモチーフをかけ合わせたグラフは以下の通りだ。
【日米中三大市場カテゴリ-アートモチーフ傾向】
・米国市場はカジュアルゲームがミッドコアゲームよりもセルランTop200内の数量が若干多い
・日本と中国はミッドコアゲームが主流
・米国と日本のミッドコアゲームは40%程度がファンタジーをモチーフにしているが、中国では60%と更に人気を集めている
日中ゲーム市場の共通点として、ミッドコアゲームが主流であることと、ファンタジー系のモチーフが好まれることが挙げられる。
ユーザー属性の親しいところを狙い市場拡大を狙うもよし、米国のカジュアルゲームと言う日本市場以上に市場の大きいところを狙うもよし。
スマホゲーム市場の停滞が言われて久しいが、海外市場にはより多くのチャンスがありそうだ。
関連情報
引用元:Gamelook記事
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