スマホゲームやアプリの調査・分析ツールを提供する『Sensor Tower』は2019年9月の中国スマホゲームパブリッシャーのApp StoreとGoogle Playの全世界売上Top30ランキングを発表した。
Top3の『テンセント』『NetEase』『Lilith Games』に変化はなかったが、『Lilith Games』は『万国覚醒』の海外売上が続伸、先月比で売上を25%増加させている。
*同ランキングには中国Android売上は含まれていない。
『三国志:戦略版』大ヒットのアリババが躍進
2019年9月の中国スマホパブリッシャー世界売上Top30の総売上は約1595億円(14.5億ドル)と、全世界スマホゲーム総売上の27.9%を占めた。
以下は2019年9月全世界中国スマホゲームパブリッシャー売上Top30。
ランキングを見てみるとTop15くらいまでは『マッチングトン·マンション』の『Firecraft Studios』を除いてはお馴染みにの顔ぶれと言えるだろう。
Top15以下で注目はやはり『テンセント』と並び中国IT業界の双璧と言える『アリババグループ』のゲームブランド『Aligames』だろう。
『Aligames』は2018年9月にリリースした『ワンピース』IPのスマホゲーム『航海王:燃烧意志』のヒットに続き、今年9月にリリースした『コーエーテクモゲームス』の『三國志』IPを用いたSLG『三国志:戦略版』がAppStoreゲームカテゴリセールスランキングで最高4位を記録するなど大ヒットとなっている。
『三国志:戦略版』
『Aligames』は『三国志:戦略版』の大ヒットもあり前月比で売上253%増、前年同期比で60%増、全世界パブリッシャー売上ランキングでTop17にまで上がってきた。
同社は自社の強みである資本力を活かしゲーム会社の買収を積極的に行っている。『テンセント』と『NetEase』が二分する中国ゲーム市場に割って入ることができるか、今後の動向に要注目だ。
関連情報
『三国志:戦略版』公式サイト:https://sgz.ejoy.com/index.html
『Sensor Tower』当該記事:こちら
—
中国ゲームについて話したくなったら:
公式ツイッター:@Game__Tairiku
Facebook:https://www.facebook.com/GameTairiku/