中国国内上場企業であり『Steam』中国版の展開も発表している『Perfect World(完美世界)』が2019年Q3(7~9月)の決算発表を行ったので紹介したい。
同社は中国ゲーム市場の2強『テンセント』と『NetEase』に次ぐ三番手群として、『盛趣(元盛大)』『FunPlus』を有する『世紀華通』や『SNK』の親会社の『三七互娯』としのぎを削る老舗のゲームパブリッシャーだ。
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Perfect WorldのQ3売上高は約345億円!
Perfect Worldの2019年Q3業績は売上高約345億円、株主に帰属する純利益が約73億円と増収減益となった。
同社のゲーム事業で最も売上を上げているのが、テンセントが配信を担当する同社のPCオンラインゲームIP『完美世界』のスマホ版『完美世界 手游』だ。
同作の初月売上は150億円超とも言われており、以降も安定したセールスを記録している。また7月末には『神雕侠侣2』もリリースされこちらも好調なセールスとなっている。
新作はサンドボックスMMO『我的起源』含む8本
Perfect Worldは新作ラインナップとして、テンセントが配信を行うサンドボックスMMORPG『我的起源』や『新笑傲江湖』『新神魔大陆』『梦间集天鹅座』『梦幻新诛仙』『战神遗迹』『幻塔』『新诛仙世界』など8タイトル以上のリリースを予定している。
『我的起源』は11月15日にはデータ削除無しのテストを実施するとしており、注目が集まっている。
(『我的起源』)
関連情報
『Perfect World』決算報告資料:http://static.cninfo.com.cn/finalpage/2019-10-28/1207020957.PDF
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