世界的にスマホゲームやアプリの分析を行う『Sensor Tower』は2019年10月の中国産スマホゲームの海外売上Top30を発表した。
同統計によると、10月の中国産スマホゲームの海外売上Top1は9ヶ月連続でTop1の座に君臨したテンセントの『PUBG Mobile』を抜きLilith Gamesの『Rise of Kingdoms –万国覚醒–』が初のTop1の座に輝いた。
中国産スマホゲーム海外売上Top30は?
2019年10月の中国産スマホゲームの中国本土売上を除く、海外市場の売上ランキングTop30は以下の通りだ。
5月と7月の同統計発表時には『Lilith Games』の躍進を注目ポイントとして挙げたが、同社の『Rise of Kingdoms –万国覚醒–』は韓国Google PlayでTop2に27日間位置するなどTop3を維持し、全世界売上の45%を韓国市場が占めるほど韓国で大ヒットを記録している。
『Rise of Kingdoms –万国覚醒–』は韓国に次いで米国が全体売上の16%、香港が8%と世界各地で人気を博しており、9ヶ月連続でTop1の座に君臨したテンセントの『PUBG Mobile』を抜き初のTop1の座に輝いた。
(『万国覚醒』韓国版)
『Call of Duty Mobile』の売上は?
テンセントとアクティビジョンが展開する『Call of Duty Mobile』の10月の中国以外の全世界売上は約60億円(5470万ドル)で『PUBG Mobile』を抜きTop2となった。
同作は米国が一番売上が多く全体の約42%、次いで日本の約13%、インドネシアの約3%となっている。
(『Call of Duty Mobile』)
同じくテンセントが開発を行う『PUBG Mobile』の売上構成も『Call of Duty Mobile』と近く、一位米国、二位日本となっている。
『PUBG Mobile』は10月の中国以外の全世界売上は約59億円で前月比24%前後の減少と見られている。
これが『Call of Duty Mobile』の影響によるものなのか、バトルパスの周期的な問題なのかは中期的な観察が必要になるだろう。
関連情報
『Sensor Tower』記事:こちら
9月のTop30はこちら:https://chinagamenews.net/market-info-244/
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