11月19日、中国国家新聞出版署は国家新聞出版広電総局の公式HPにて未成年者へのゲーム熱中防止を主旨としたガイドライン『国家新闻出版总署关于防止未成年人沉迷网络游戏的通知』を発表した。
当ガイドラインでは先般報道のあった未成年者のログイン制限や課金上限の設定、実名制の実施などが明記されており、10月25日付けにてガイドラインが発表されている。
中国政府の未成年者ゲーム熱中防止ガイドラインの要点
中国政府が発表した『国家新闻出版总署关于防止未成年人沉迷网络游戏的通知』の要点は以下の通り。
1. 実名制の導入
当通知日より2ヶ月以内に、オンラインゲーム企業は既存の全てのユーザーに対し実名制を実施しなければならない。実名制が導入できなかったユーザーにはゲームの提供を停止しなければならない。
ゲストアカウントでのログインは1時間以内とし、課金及びダイヤの消費はできない。同一端末へは15日以内に重複してゲストアカウントを発行してはならない。
2. 未成年者のログイン制限
毎日22時から翌8時まで、オンラインゲーム企業はいかなる方法によっても未成年者にゲームサービスを提供してはならない。
オンラインゲーム企業が未成年者にゲームサービスを提供する時間は、土日・祝は3時間まで、平日は1.5時間までとする。
3. 未成年者への課金制限
オンラインゲーム企業は8歳未満のユーザーにゲームサービスを提供してはならない。
課金サービスは、8歳から16歳未満のユーザーに対しては、一回の課金額は50元(約800円)を超えてはならない。毎月の課金額は合計200元(約3200円)を超えてはならない。
16歳から18歳未満のユーザーに対しては、一回の課金額は100元(約1600円)を超えてはならない。毎月の課金額は合計400元(約6400円)を超えてはならない。
他にも当通知では、オンラインゲーム企業にゲームレーティング制度策定に向けた動きを要求するなどしている。
中国語原文による全文は以下関連情報にあるリンクから確認していただきたい。
関連情報
『国家新闻出版总署关于防止未成年人沉迷网络游戏的通知』全文:http://www.sapprft.gov.cn/sapprft/contents/6588/407807.shtml
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