中国政府が再びゲームに対する規制を強化する!? 中国ゲーム業界に衝撃が走った。中国政府省庁部局の計8部門が共同で発表した『青少年の近視を防ぐ為の施策』という声明にその原因がある。 詳細を以下に紹介する。
■中国政府 再びゲームへの規制を発表
この声明は教育部、国家衛生健康委員会、国家体育総局、財政部、人力資源和社会保障部、国家市場監督管理総局、国家新聞出版署、国家広播電視総局の8部門が8月30日付けで共同で発表した。
中国ゲーム業界に衝撃が走ったのは、この声明の中に、『オンラインゲームの総量を制限するため、新規オンラインゲームの数量をコントロールする』との一文があったからだ。
中国政府のゲーム配信の許認可が下りない中、追い打ちをかけるような規制を意味する声明の発表にゲーム会社各社の株価も大幅に下落した。
■10社合計で2兆5830億円の時価総額が吹き飛ぶ
この声明発表を受けて上場ゲーム会社の株価は軒並み下落。10社合計で時価総額が2兆5830億円も落ち込んだ。
(1ドル=110円、1元=15円、1HKドル=14円で換算。時価総額は下落後の数字。)
■更なる規制に苦しむ中国企業の活路とは?
中国国内ゲーム市場は政府の規制が厳しくなる一方で、先行き不透明感が増している。そんな中、以下の2つが活路になるのでは?と注目を集めている。
1. 海外展開
→ 『荒野行動』、『アズールレーン』のような中国で開発し日本含む海外で配信するモデル。
2. HTML5ミニゲーム
→ Wechatなどプラットフォーム上に展開するミニゲーム。広告モデルであれば中国政府のゲーム配信許認可である『版号』が不要であるため、規制の影響を受けない。
これまで多くの苦難を乗り越えてきた中国ゲーム業界がこの一連の規制と、ゲーム市場の成長鈍化という2重苦をどのように乗り越えていくのか、『ゲーム大陸』でも随時紹介していきたい。



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引用: http://www.youxichaguan.com/news/18910.html
翻訳・再編:ゲーム大陸
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