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【特別企画】アッシュテイルは予想外のヒット!アッシュテイルから見えた日中市場の違いとは?

インタビュー

中国ゲームと言えば『荒野行動』『PUBG Mobile』といったバトロワ系や『崩壊3rd』『アズールレーン』と言った2次元系、『マフィア・シティ』『新三國志』といったSLGが思い浮かぶ。

これらゲームジャンルは中国デベロッパーの強みではあるが、中国で一番開発数が多いゲームジャンルはMMORPGだ。ただ日本では中国産MMORPGは『リネージュ2 レボリューション』『黒い砂漠MOBILE』と言った韓国産MMORPGと比べ、目立ったヒット作が出ていなかった。

そんな状況においてアリババグループ傘下のスタジオが開発、台湾大手パブリッシャーの日本支社X-LEGEND ENTERTAINMENT JAPAN株式会社が運営を行う『Ash Tale(アッシュテイル)-風の大陸- 』が好調だ。

X-LEGEND JAPAN取締役社長兼COOの陳建文氏が応じてくれた『ゲーム大陸』年末年始特別企画インタビューの様子を前後編の2回に分けてに紹介したい。

アッシュテイルは予想外のヒット!


(X-LEGEND JAPAN取締役社長兼COOの陳建文氏)

ゲーム大陸:2019年のスマホゲーム市場を振り返ってみて如何ですか?

陳氏:一言で言うと大変でした(笑)。市場的に厳しい競争が続いており、VR・AR・XRもまだ収益性が弱く、eスポーツも盛り上がりつつありますが、一部を除いてまだ厳しい状態にあると感じています。

ゲーム大陸:なるほど。確かにそうですね。では2019年の自社を振り返って一番印象的な出来事は何でしょうか?

陳氏:色々ありますが、やはり『アッシュテイル』のリリースですね。

その理由は『アッシュテイル』がこれまでにない大型タイトルであったこと、中国で開発していることもあり、スピード感が凄かったことなどが挙げられます。

これまでは運営メンバーは5名程度の体制で行っていましたが、アッシュテイルではそれでは対応しきれなくて。。

今では10名まで増員して対応していますが、それでもまだ足りないのではないか、とも感じています。ただ、人数も必要ですがゲームへの理解の高さも重要なのでその辺りを勘案して最善を尽くしていきたいと思っています。


(『Ash Tale(アッシュテイル)-風の大陸- 』)

ゲーム大陸:『アッシュテイル』は中国、台湾など先行してリリースした地域でヒットしていました。日本での勝算はありましたか?

陳氏:正直にお話しするとここまでヒットするとは思わなかったです。そこそこはイケると思っていましたが(笑)また、『ヒット』の定義として初月よりも3ヶ月、半年後のパフォーマンスを見る様にしています。

ゲーム大陸:なるほど。プロモーションも積極的に行われていたので、ヒットを確信していたのかと思いましたが、実際はそうでもなかったのですね(笑)

陳氏:はい。初月売上は目標未達でしたが、2,3ヶ月目は他国の同時期と比較しても良い売上げとなりました。

結論付けることはできないですが、この辺りに中国市場と日本市場の違いがでているのではないか、と思いました。

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アッシュテイルを通じて見えた日中市場の違いとは?

ゲーム大陸:では、『アッシュテイル』を通じて陳さんが感じられた、日本市場と中国市場の違いを教えていただけますか?

陳氏:日本市場の一番の特徴はやはり、ユーザーさんがゲームを長く遊んでくださる点だと思います。

分かりやすい例を上げると、『FGO』とか『モンスト』『パズドラ』といったタイトルがまだ売上ランキングTop5にいる点じゃないでしょうか。

中国ではここまで長期タイトルがTop5に残ることは無いと思います。

『アッシュテイル』の初月売上は他国より低かったにも関わらず、2ヶ月目以降の売上が他国よりも上回っているのは、日本のユーザーさんのゲームへの情の厚さではないかと思います。

ゲーム大陸:確かに、アッシュテイルの売上推移をお伺いすると、日中市場の違いが良くわかります。MMORPGは『リネレボ』『黒い砂漠MOBILE』といった韓国のタイトルが日本では人気が高いです。

日本市場と中国市場の違いをお話しいただきましたが、中国で開発したMMORPGと韓国で開発したMMORPGの違いは何でしょうか?

陳氏:まず韓国産のMMORPGがヒットしている要因として、広告宣伝費が膨大であることが挙げられます。売りであるハイクオリティなグラフィックをフックにして、マスマーケティングをしっかりと行っています。

『リネレボ』も『黒い砂漠MOBILE』も同じ様な売り方をしていましたよね。私自身もプレイしましたが、『黒い砂漠MOBILE』なんかは初期の体験が特に良かったです。


(『黒い砂漠MOBILE』)

中国産MMORPGとの違いですが、正直中国産MMOはまだ韓国のものには勝てないと思います。実際、今市場に『黒い砂漠MOBILE』以上のグラフィックスのMMOって無いですよね。

中国の強みはMMOに限らず、全ての設計がユーザーデータに基づいている点データ重視、データ志向にあると考えています。

それに加え、テストリリースを行い、そこからブラッシュアップを行って、グラフィック面では韓国産に及ばなくてもゲームの中身をしっかりと作り込んでくる。そういう特性があると思います。『アッシュテイル』も正にそうでした。

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中国ゲーム大躍進の要因は?

ゲーム大陸:この1、2年で中国ゲーム会社の日本での活躍が目覚ましいですが、その要因はどこにあると思いますか?

陳氏:2つあると思います。

一つは確実にゲームのクオリティが上がったこと。もう一つは遊び方が日本のプレイヤーからみて斬新な物が多いことです。

日本のゲームはどこかで見たもの、類似性が高いものが多いですよね。そこで一気に差がついたのではないかと思います。

私は毎日ランキングを見てるのですが、2019年年初の頃は正直ビビっていました。これ以上来たらどうしようって(笑)どの会社に聞いても中国の勢いには勝てない、との声が多かったのもあります。

確かにそれも事実だと思いますが、今ランキングを振り返って見てみれば、事前登録サイトは乱立していますが、海外でもそこそこ成功している大型タイトル以外はランキングに入っていません。上位に常駐しているのは同じ中国産のタイトルです。

この点を見ると、中国アプリは脅威でもありますが、日本市場はまだ崩壊はしていないと思いますし、幸い常にTop50に入っている中国産タイトルは4,5本くらいは無いかと思います。

*後編に続きます!

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関連情報

『Ash Tale(アッシュテイル)-風の大陸- 』ダウンロード:こちら
『Ash Tale(アッシュテイル)-風の大陸- 』公式HP:https://ashtale.x-legend.co.jp/

中国ゲームについて話したくなったら:

公式ツイッター:@Game__Tairiku
Facebookhttps://www.facebook.com/GameTairiku/

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