2019年の中国ゲーム市場は『版号』審査の正式再開に始まり、中国政府の未成年者の深夜ログイン禁止や全ログインユーザーの実名制導入を通達するなど、引き続き規制関連の話題が多い一年となった。
ただし、規制を設け締め付けるだけでなく、中国政府筋の談話としてゲーム産業を高評価するなど、産業としては成長・発展を促進したいとの政府意向も垣間見えた。
以下に、2019年の規制関連の主要ニュースを紹介したい。
【規制情報】中国政府のゲーム配信許認可『版号』が正式に審査を再開!海外産タイトルに必要なものとは?
4月19日付けにて、中国『国家新聞出版広電総局』は同HP上で『出版国産電脳網絡遊戯作品申請書 又は 出版国産移動遊戯作品申請表』及び『出版境外著作権人授権互聯網絡遊戯作品申請書』を公開した。
これにより、中国政府は正式にゲーム配信許認可『版号』の審査を再開したことになった。
【規制情報】中国政府のゲーム配信許認可『版号』が正式に審査を再開!海外産タイトルに必要なものとは?
【規制情報】中国政府が未成年者の深夜ログイン禁止や全ユーザー実名制導入などを正式通達
中国国家新聞出版署が国家新聞出版広電総局の公式HPにて未成年者へのゲーム熱中防止を主旨としたガイドライン『国家新闻出版总署关于防止未成年人沉迷网络游戏的通知』を発表。
当ガイドラインには未成年者のログイン制限や課金上限の設定、実名制の実施などが明記されている。
【規制情報】中国政府が未成年者の深夜ログイン禁止や全ユーザー実名制導入などを正式通達
【規制情報】中国政府がゲーム業界を評価!未成年者保護、健康発展、海外進出などの路線は変わらず
中国ゲーム業界の年次総会に当たる『中国遊戯産業年会』にて『版号』『未成年者保護』に関する考え方など、政府側からゲーム業界に向けた談話が発表された。
また、中国政府がゲーム産業の存在を高評価した点にも注目が集まった。
【規制情報】中国政府がゲーム業界を評価!未成年者保護、健康発展、海外進出などの路線は変わらず
【規制情報】テンセント、NetEaseなど中国ゲーム各社が未成年者保護の共同声明を発表!
中国ゲーム業界の年次総会に当たる『中国遊戯産業年会』にてテンセント、NetEase、盛趣、Perfect Worldなど中国大手ゲーム会社の上層部が一同に会し、未成年者保護の取り組みを発表した。
【規制情報】テンセント、NetEaseなど中国ゲーム各社が未成年者保護の共同声明を発表!
【規制情報】人民網が中国ゲームのレーティング制度を発表!テンセント、NetEaseなど14社参画!
中国共産党中央委員会の機関紙『人民日報』の人民日報社のニュースサイト『人民網』は7月26日に中国ゲームの表現内容にもとづき、対象年齢等を表記するレーティング制度『“遊戯適齢提示“プラットフォーム』を公開。
同プラットフォームの公開に合わせて、参画企業14社と第一弾のレーティング参画タイトル計21作も公表された。
【規制情報】人民網が中国ゲームのレーティング制度を発表!テンセント、NetEaseなど14社参画!
【中国ゲーム市場動向】北京市がゲーム産業の発展推進施策を発表!2025年には2.4兆円規模を目指す
12月14日、北京市委宣伝部は北京市のゲーム産業の健康的な発展を後押しする為の意見をまとめた『关于推动北京游戏产业健康发展的若干意见』を発表した。
今回発表された意見には13項目の施策が含まれており、ゲーム産業環境の改善・向上、健康的発展、国際ゲーム都市を目指すことなどが掲げられている。
【中国ゲーム市場動向】北京市がゲーム産業の発展推進施策を発表!2025年には2.4兆円規模を目指す
関連情報
過去の規制関連ニュースはこちら
中国ゲームについて話したくなったら:
公式ツイッター:@Game__Tairiku
Facebook:https://www.facebook.com/GameTairiku/