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【特別企画】日本ゲームの海外進出をサポート!IGGの今後の展望とは?

インタビュー

中国ゲーム企業の海外進出が盛んになり、日本支社設立など景気の良い話しも多く聞かれる。ただ早期に撤退する企業も多く、長年日本に根を張って展開する中国ゲーム企業はそれほど多くない。

中国ゲーム業界を代表する海外進出のトップ企業であるIGGは2015年に日本支社を設立しマーケティング、運営、開発を行っている。

IGG Japanでマーケティングとビジネスデベロップメントの責任者を務める森岡氏に『ゲーム大陸』年末年始特別企画インタビューを申し込んだところ、快諾していただけたので、その後編をお伝えしたい。

前篇はこちら!
【特別企画】日本は特殊!『万国覚醒』は脅威ではない!IGGが考える日本市場で大切なこととは?

日本SLG市場はまだ伸びる

ゲーム大陸:御社の『ロードモバイル』やElexの『クラッシュ オブ キングス』を皮切りに、『マフィア・シティ』『大三國志』『新三國志』、直近では『万国覚醒』と数多くの中国産SLGが日本市場に進出しヒットを記録しています。

複数本のSLGが市場に溢れているとも言える状況ですが、日本のSLG市場にまだ伸び代はあると思いますか?

森岡氏:伸び代はまだあると思います。まず、『クラッシュ・オブ・クラン』『ゲーム・オブ・ウォー』がきて、スマホゲームにSLGという市場がない時に、広告を打ちまくってユーザーを一気に取り込みました。

今はSLGのタイトル数こそ増えましたが、ブランディングをしっかりと行いSLGが持つイメージを刷新することができれば、新規層にリーチできると思っています。

海外と比較すると、SLGはそもそも日本のゲーム市場の歴史の中ではあまりなかったジャンルなので、深耕の余地はまだまだあります。

例えば、インフルエンサーにギルドを作って貰い、SLGの面白さがユーザーさんに伝わる最初の2週間を一緒にプレイしてもらう。2週間遊ぶと面白さが分かるので、その後インフルエンサーが離脱したとしても、ゲームに定着して下さる方は一定数いると思います。


(『ロードモバイル』公式番組)

ゲーム大陸:SLGというとマーケティングを打ち合って既存ユーザーを取り合っている印象があります。

森岡氏:広告量や広告クリエイティブが似ていたりもするので、その様な印象を持たれている方もいらっしゃる様ですが、SLGの本質は人との繋がりなので他社さんのSLGからユーザーを獲るというのは非常に難しいです。

なので、さっき質問にあった『万国覚醒』も競合と言うよりも、SLGジャンル全体のカンフル剤としての作用に期待しているフシもあります(笑)

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中国ゲーム企業の躍進の要因は資本力

ゲーム大陸:この1、2年で中国ゲーム会社の日本での活躍が目覚ましいですが、その要因はどこにあると思いますか?

森岡氏:やはり一番は資本力じゃないでしょうか。マーケティングにしっかりと力を入れることができる、というのは強いですよね。

後は、ソフトローンチをしてからチューニングを行う、という正式サービスまでの手法が確立されている点も挙げられると思います。『荒野行動』なんかが正に最たる例ではないでしょうか。

他には撤退する際のジャッジの速さにも中国企業が活躍している一因があると思います。撤退のジャッジが速いと傷も軽くて済みますし、すぐに次の勝負に取り掛かることができますからね。

ゲーム大陸:中国のゲーム会社は中国から日本向けサービスのオペレーションを行うことが多いですが、IGGさんは日本にもしっかりと拠点を設け、開発もされています。

本社から他社のように本社主導でオペレーションする。と言うような要望は出たりしませんか?

森岡氏:実は最初は本社主導でオペレーションを行っていたのですが、会社の発展を考えた際に、日本支社を作りそこでしっかりとオペレーションを行ったほうが良いだろう、という結論に至りました。

ゲーム大陸:なるほど。その議論は既に行われた上で今がある、と言うことですね。


(IGG本社社内)

ゲーム大陸:IGG Japanでも開発を行っていると伺いました。

森岡氏:はい。世界各地の拠点で開発を行うというのは会社の理念でもあります。現在、中国や台湾以外にも日本、シンガポール、トルコ、ベラルーシというように世界各地の拠点で開発を行っています。

日本でのゲーム開発はCEOが日本のゲームが好きというのもありますが、日本のゲーム開発力へのリスペクトでもあります。

ゲーム大陸:日本での開発というのは全て日本側で完結しているのでしょうか?それとも本社との共同開発なのでしょうか?

森岡氏:エグゼクティブプロデューサーは本社にいますが、プロデューサーやディレクターといった主要メンバーは日本においています。その上でリソースが足りない時に本社側に依頼してサポートして貰う、というような体制です。

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2020年はハイパーカジュアルと放置系に注目

ゲーム大陸:話しが変わりますが、2019年に個人的に一番遊んだゲームを教えて下さい。

森岡氏:『マリオカートツアー』ですかね。世界ランクTop1000には入っていると思います(笑)

ゲーム大陸:おお、それは結構やり込んでいますね!業界関係者目線で『マリオカートツアー』はどの様に見られていますか?

森岡氏:業界目線ではないですが、そもそも『マリオカート』が好きだったというのがあります。

後は、運営の細かな、痒いところに手が届く、優先順位を下げがちなUXの改善などが凄い速さで改修されていくところは流石だなと勉強させて貰っています。

分かり易く言うと『お金にならない改善が優先的に行われている。』ところですね。

ゲーム大陸:なるほど。ポリシーを感じますね。では、2020年のスマホゲーム市場はどうなると思いますか?

森岡氏:やはりハイパーカジュアルゲームは外せないと思います。『アーチャー伝説』の登場により、ハイパーカジュアルxミッドコアみたいなジャンルが増えると思います。

後は『万国覚醒』のLilith Gamesの放置系RPG『AFK Arena』が海外でヒットしていますが、そういった放置系と呼ばれるゲームが更に増えるのではないかと思います。


(Lilith Gamesの『AFK Arena』)

ゲーム大陸:最後にIGGさんの今後の展開を教えて下さい。

森岡氏:弊社のイメージとして、自社開発自社運営、Theデベロッパー、というイメージが強いのでは無いかと思います。

ただ、我々は日本のゲームの海外パブリッシングを行いたい、という考えを持っていまして、そういった認知を高めるためにも、BtoBのネットワーキングパーティの開催など含めアライアンスを強化したいと思っています。

手前味噌にはなりますが、弊社は世界16ヶ所に子会社があり、法人化していない拠点はもっとあります。ずっとグローバルで勝負をしてきたので日本のゲーム会社さんからすると海外展開のパートナーとして優位性を持てているのではないかと思っています。

もし、興味を持っていただける会社さんがあれば、是非ご連絡いただきたいです!

ゲーム大陸:本日は貴重なお話しをありがとうございました。

森岡氏:こちらこそ、ありがとうございました。

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関連情報

IGG Japan お問合せ先:森岡 夢信 (y.morioka@igg.com)

中国ゲームについて話したくなったら:

公式ツイッター:@Game__Tairiku
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