世界的にスマホゲームやアプリの分析を行う『Sensor Tower』は2019年の中国App Storeのゲーム売上規模を発表した。
同統計では、2019年通年の中国App Storeの売上高は約1兆2980億円(118億ドル)、前年比で14.9%の増加と予測している。
2019年中国iOSの全ゲーム売上は約1.3兆円!
『Sensor Tower』が発表した中国スマホゲームのApp Store売上推移は以下の通り。
単位:億ドル
2018年に中国政府のゲーム配信許認可『版号』審査停止による影響で市場成長が鈍化したものの、2019年には前年比14.9%増の売上高は約1兆2980億円(118億ドル)を記録するなど、15%近い市場規模増加を果たしている。
また、タイトル別の年次売上増加率のTop5は、NetEaseの『大三国志』、三七の『一刀伝世』、テンセントの『紅警OL』、NetEaseの『陰陽師』と炎魂の『忍者必須死3』となっている。
中国App Store人気ジャンルはRPG、ACT、SLG
『Sensor Tower』が発表した2019年中国スマホゲームのApp Storeのジャンル別売上分布は以下の通り。
出所:Sensor Tower
単位:億ドル
中国App Storeのゲームジャンル別売上分布を見てみると、Top3は2018年と変わらずRPG、アクション、SLGとなっている。
ただ特筆すべきはSLGジャンルの増加率で、前年比で36.7%増と中国App Store全体の増加率14.9%を大きく上回っている。
また、2019年中国スマホゲームのApp Storeのジャンル別ダウンロード数を見てみると、カジュアルゲーム以外は全て前年比減少となっている。
出所:Sensor Tower
単位:億回
2019年中国App Store売上・DL Top10
『Sensor Tower』が発表した2019年中国スマホゲームのApp Storeの売上、ダウンロードのTop10は以下の通り。
出所:Sensor Tower
売上ランキングを見てみるとTop10の『神武4』を除くと全てテンセントとNetEaseのタイトルとなっている。
ダウンロードランキングでもテンセントの優位性が見て取れるが、『TikTok』のBytedanceのカジュアルゲームが2本ランクインするなど、売上ランキングほどの独占状態では無いことが分かる。
2020年もテンセントとNetEaseの独占状態が続くのか、今後の動向を注視したい。
関連情報
Sensor Towerブログ:こちら
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