ゲームデータ分析ソリューションを提供する『IGA Works』は2019年韓国スマホゲーム市場動向をまとめたレポートを発表した。
同レポートによると、2019年韓国スマホゲーム市場売上規模は約4074億円(4兆2880億ウォン)と過去最高を記録、増加率は前年同期比で5.2%増としている。
*1ウォン=0.095円にて換算
韓国市場 Google Playが8割弱のシェア
韓国市場はこの数年増加率が10%以下と、市場成熟期に入っている。2019年の月次の売上を見ると、7月から11月の月売上は2018年を下回る水準と低迷していたが、12月に急上昇し475億円(5000億ウォン)近い月売上を記録している。
これは『リネージュM』の続編にあたる『リネージュ2M』の配信開始が主な要因で、同作のヒットが2019年の市場規模増加に直結したかたちとなっている。
出所:IGA Works
韓国市場におけるGoogle Playの市場シェアは依然高く、全売上の78.6%がGoogle Playからの売上となっている。また、App Storeのシェアは10%以下に留まり、サードパーティのAndroidマーケットであるOne Storeよりもシェアが少なくなっている。
出所:IGA Works
韓国市場MAUは1961万人、Topタイトルが寡占
同レポートでは韓国スマホゲームのユーザー数や男女比、年齢毎の平均使用ゲームアプリ数なども統計を取っている。
【2019年韓国スマホゲーム市場】
月間アクティブユーザー数:1,961万人
男女比:51:49
月平均利用ゲーム数:4本
月平均ゲーム利用時間:29.3時間
ユーザーボリュームゾーン:30代 男性
*アクティブユーザー以外はAndroidユーザーのみの統計
出所:IGA Works
韓国スマホゲーム市場で人気の高いジャンルはRPGで、全売上の52.4%を占めている。また、トップタイトルの市場寡占も進んでおり、Top3タイトルの全体売上に占める割合が30.6%、Top4~10タイトルが15.1%とTop10タイトルで全体売上の45.7%を占めている。
出所:IGA Works
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