3月17日、NASDAQ上場企業bilibili(ビリビリ)は2019年通年の会計監査前の決算発表を行った。
2019年通年の売上高は約1084億円(67.78億元)で前年同期比で64%の増加、売上総利益は約190億円(11.9億元)と前年同期比で40%近い増加となった。
ただし、株主に帰属する純損益は約206億円と前年同期の約99億円から拡大している。
スマホゲーム事業売上は約576億円
同社の2019年通年の業績は以下の通り。
出所:2019 Bilibili Inc. Earnings Release
– 売上高は約1084億円、前年の約660億円と比べると64%の増加。
– スマホゲーム事業の売上高は約576億円、前年の約470億円と比べると23%の増加。全体売上の53%を占めた。2019年Q1に全体の64%を占めたスマホゲーム事業の売上はQ4には43%へと比率を落としており、収益源の多角化に成功している。
– 動画及び付加価値サービスが前年比181%増の約263億円と好調。
– 売上総利益は約190億円で前年比で39%増。
– 株主に帰属する純損益は前年の約99億円から約206億円と損益額が109%増加。
bilibiliはこれまでゲーム事業への売上依存の高さが懸念材料として挙げられていたが、この点に関しては順調に改善が進んでいると言えそうだ。
bilibiliのMAUは1.3億
bilibiliが今回の決算発表に合わせて公表した各種KPIは以下の通りだ。
【bilibili 2019年Q4 事業KPI】
・マンスリーアクティブユーザー:1.3億(前年同期比40%増)
→1.16億はスマホユーザー(前年同期比46%増)
・デイリーアクティブユーザー:3800万(前年同期比41%増)
・課金者数:880万(前期795万人)
・動画再生回数:7.1億回/日(前年同期比63%増)
・日平均視聴時間77分
・『ビリビリ』会員テスト合格正会員数6800万(前年同期比50%増)