中国で社会問題となっている『未成年者のゲーム中毒』への対策に、中国ゲーム市場でトップシェアを持つテンセント(Tencnet)が、他社に先んじて積極的な対策をとっている。
同社は先日、ピーク時で月商450億円とも言われる、大ヒットスマホゲーム『王者栄耀』に対し、11月末を目処に“強制的に公安局データによる個人認証を全ユーザーに対して適用”すると発表した。



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『王者栄耀』以外のゲームへも同様の措置を実施!
テンセントは『王者栄耀』にて実施した“強制的な公安局データによる個人認証”をテンセントの自社開発タイトル、代理パブリッシングタイトルにも適用すると11月5日に発表した。
具体的なタイトル名は今回は公表され無かったが、対象となるタイトルは人気9タイトルと発表されており、2018年内の対応を予定しているという。
また、翌2019年にはテンセントが運営を行うスマホゲーム、PCオンラインゲームにも適用範囲を拡大していくという。
テンセント以外の大手パブリッシャーの動向は?
テンセントはこの2ヶ月間、矢継ぎ早に『未成年者のゲーム中毒』への対策を講じてきた。但し、テンセントとシェア争いで激しい戦いを繰り広げるNetEase始め、他大手パブリッシャーからは目立った自主規制の動きはでてきていない。
政府の意向が強く反映される中国の事情を考えれば、トップシェアを誇るテンセントが先んじて対策を強いられることは、容易に理解できる。
今後、この『公安局データによる実名制の強化』が他の大手パブリッシャーにも広がっていくのかどうか、今後の動向に注目したい。
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