新作27タイトルを公開した翌5月21日、NetEaseは未成年者のゲーム中毒防止対策の進捗を発表した。
これによると自社タイトル『夢幻西遊』『大話西遊』『陰陽師』『IdentityV』『Minecraft』『荒野行動』『ライフアフター』『大三国志』などのヒット作を含む80超のオンラインゲームに『ゲーム熱中防止システム(防沉迷系统)』のアップデートを実施したと言う。
同時に、スタンドアローンゲーム、オンライン機能の弱いゲームに関しても、急ぎ対応を行っているとしており、6月中には全てのNetEaseタイトルに『ゲーム熱中防止システム(防沉迷系统)』のアップデートを行うとした。
NetEase人気作が中国政府ガイドラインに対応!
これは、昨年11月に国家新聞出版広電総局が発表した、未成年者へのゲーム熱中防止を主旨としたガイドライン『关于防止未成年人沉迷网络游戏的通知』を受けた動きで、これまではテンセントが率先して対応策を講じてきたが、NetEaseもそれに続いたかたちだ。
同ガイドライン詳細:こちら
NetEaseは今年4月末には『トムとジェリー』『IdentityV』など30タイトルに『ゲーム熱中防止システム(防沉迷系统)』のアップデートを行ったと発表していたが、そこから1ヶ月ほどで適用タイトルを50作増やし対応を加速させている。
同システムは主に以下の点においてアップデートがなされている。
■『ゲーム熱中防止システム(防沉迷系统)』アップデート重点
・厳格な実名認証ログイン制
・有効な未成年者のゲーム行為の管理
→未成年者のプレイタイム制限
→未成年者の課金制限
■『IdentityV』の場合
・実名認証ログインが必須
→実名認証ができない場合、1時間までの試遊、課金不能、15日以内に同一端末での試遊禁止などの制限
・未成年者に対して
→休日はプレイタイム3時間まで
→平日はプレイタイム1.5時間まで
→22時から翌8時までログイン禁止
→8歳未満は課金不可
→8歳~16歳未満は一回50元までの課金。月課金上限は200元。
→16歳~18歳未満は一回100元までの課金。月課金上限は400元。
また、同社は『网易家长关爱平台』や『网易手游管家』アプリを通じて保護者は未成年者のプレイ状況を管理することが出来るとしており、保護者へも未成年者保護への協力を呼びかけている。
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