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【中国ゲーム市場動向】ニキシリーズ、恋プロのPaper GamesがCGアニメスタジオ設立!

中国ゲーム市場動向

『ニキ』シリーズや『恋とプロデューサー』など女性向けゲームでヒット作を生み出している『Paper Games(叠纸游戏)』は6月19日Weiboにてアニメーションスタジオ『Paper Animation(叠纸动画)』を設立したことを発表した。

同社はMAPPA社が制作を担当する『恋とプロデューサー』のTVアニメ放送も決定しており、自社、他社問わず積極的に2D、3Dのアニメーション制作に乗り出している。

Paper Gamesの発表内容は?

『Paper Games(叠纸游戏)』は、『ミラクルニキ』『恋とプロデューサー』と言った女性向けゲームの開発を得意としており、中国を始め、台湾、韓国、日本でも人気を博している。

中でも2019年8月に中国でリリースされた『闪耀暖暖(シャイニングニキ)』は同年11月に中国App Storeセールスランキングで1位を獲得するなど、クオリティの高い3Dグラフィックス表現も相まって大ヒットとなった。

潜在市場として大きな注目を集めてきた中国女性向けゲーム市場で、その地位を確立した『Paper Games』だが、次の一手はアニメーション領域への進出となった。



出所:Paper Animation公式Weibo

『Paper Games(叠纸游戏)』は6月19日にWeiboに自社アニメーションスタジオ『Paper Animation(叠纸动画)』の公式アカウントを開設、同スタジオの設立を発表した。

公式アカウントは開設から数日で早くも6万フォロワーを集めるなど、その注目の高さが伺える。

■Paper Animation発表内容まとめ
・Paper Gamesの自社アニメーション制作スタジオ
・シャイニングニキの3DCGショートムービーを公開
・6ヶ月間で2分半のショートムービーを制作

今回発表された自社アニメーションスタジオ『Paper Animation』の作品は3DCGムービーであったが、これとは別に2Dアニメーションとして、同社の人気作『恋とプロデューサー』を『進撃の巨人 The Final Season』などを手がける『MAPPA』が制作を担当するかたちで、Tokyo MXなどで7月からのアニメ放送が決定している。


(TVアニメ『恋とプロデューサー』)

2次元領域で高い人気を誇る『崩壊3rd』のmiHoYoが自社アニメーションスタジを設立したり、テンセントやNetEaseがより積極的にオリジナルゲームの3DCGアニメーションを制作したりするなど、中国ゲーム企業のCGアニメーション領域への進出が盛んになってきている。

今回は『Paper Games』のアニメーションスタジオ『Paper Animation』設立の発表と2分半の3DCGムービーの公開にとどまったが、Weibo公式アカウントでは毎日情報出しが行われるなど熱量を維持させていることなどから、今後より大きな動きがあると見られる。

女性向けゲーム市場と言う特定領域で一定のシェアを獲得した同社がアニメーション領域でも支持を得られるか、今後の展開を楽しみにしたい。

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当記事まとめ

■まとめ
ニキシリーズ、恋プロのPaper GamesがCGアニメスタジオ設立
恋プロはMAPPA制作のTVアニメも放送決定
アニメ領域へは自社、他社の両面から展開

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『Paper Animation』公式Weibo:こちら
TVアニメ『恋とプロデューサー』公式HP:こちら

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