6月27日、テンセントゲームズは新規・既存タイトル40本超の最新動向を紹介するタイトル発表会を開催した。
メタルスラッグ、ストリートファイター、真・三國無双などの日本IPから、UE4をゴリゴリ使ったMMOやSLGといった本格タイトル、中国IPや新規ジャンルなど圧巻のタイトルラインナップから注目タイトルを以下に紹介したい。
テンセント新作、準新作タイトル一覧
先ずは今回テンセントが発表した、新作、準新作にあたる40作を以下にリストアップしたので、これに目を通した上で、下に続くタイトル概要をチェックして欲しい。
日本IPタイトル
タイトル:メタルスラッグ コード:J(仮)
ジャンル:横スクロールアクション
モチーフ:メタルスラッグIP
『王者栄耀』や先日発表のあった『ポケモンユナイト』の開発元TiMi Studiosが開発。原作の良さを再現しつつスマホ向けに新しいゲームプレイなどを追加。
タイトル:Street Fighter: Duel (街霸: 对决)
ジャンル:アクションカードバトル
モチーフ:ストリートファイターIP
『KOF’98 UMOL』のOurpalmが開発を担当。7月にβテストを予定。
タイトル:真·三国无双 霸
ジャンル:無双アクション
モチーフ:真・三國無双IP
今回の発表と同時に事前登録が開始。原作の一騎当千無双アクションのコンセプトを踏襲。
タイトル:胡桃日记
ジャンル:育成シミュレーション
モチーフ:メンヘラちゃんIP
現実世界の時間経過に完全一致している放置・育成シミュレーションゲーム。アバターやお出かけなどを楽しむことができる。
世界的なIPタイトル
タイトル:Dungeon Fighter Online M
ジャンル:横スクロールアクション
モチーフ:アラド戦記IP
事前登録は既に5000万を突破。8月12日に中国で正式サービス開始予定。
タイトル:FIFA Online 4
ジャンル:サッカー
モチーフ:EA『FIFAシリーズ』IP
EA『FIFAシリーズ』IPの4対4のサッカー対戦ゲーム。6月30日から中国で正式サービス予定。
タイトル:テトリス (俄罗斯方块环游记)
ジャンル:パズル
モチーフ:テトリスIP
中国での独占権を獲得。従来のソロプレイに加え、マルチ対戦要素なども追加。
日本ぽさを感じる注目作
タイトル:Komori Life (小森生活)
ジャンル:シミュレーション
モチーフ:癒やし系・田舎暮し
ジブリなど日本アニメに出てくる様な自然豊かな田舎町を舞台としたシミュレーション。
タイトル:Light and Night (光与夜之恋)
ジャンル:恋愛ADV
モチーフ:女性向け
夏目友人帳のアニメ監督大森氏も参画する女性向け恋愛ADV。
中国・韓国IPタイトル
タイトル:秦时明月世界
ジャンル:MMO
モチーフ:秦时明月IP
中国で人気のIPを用いたMMORPG。2020年内に正式リリース予定。
タイトル:从前有座灵剑山
ジャンル:MMO
モチーフ:从前有座灵剑山IP
中国アニメIPを用いたMMORPG。原作を忠実に再現しつつ、スマホに最適化。
タイトル:妖怪名单之前世今生
ジャンル:タワーディフェンス
モチーフ:妖怪名单IP
テンセントアニメで260億回再生を記録した人気アニメIPのカードxタワーディフェンスゲーム。
タイトル:ドラゴンネスト2 (龙之谷2)
ジャンル:MMO
モチーフ:ドラゴンネストIP
中国やアジア圏で人気のドラゴンネストIPを用いたスマホゲームの続編。
タイトル:庆余年
ジャンル:MMO
モチーフ:庆余年IP
原作小説はTVドラマ化もされた人気作で、同作ではTVドラマとも連動を予定。
タイトル:全民奇迹2
ジャンル:MMO
モチーフ:MU IP
Ourpalm x Tianma開発の人気シリーズMUの続編。
ハイエンドオリジナル作
タイトル:鸿图之下
ジャンル:SLG
モチーフ:三国志
ドラブラの祖龍が開発。UE4を駆使し400万マスの大マップ、1000キャラ同画面表示のリアル三国志SLG。
タイトル:诺亚之心
ジャンル:MMO
モチーフ:SF
同じくドラブラの祖龍がUE4で開発する惑星探索MMORPG。
*画像はインゲーム画面
タイトル:代号:SYN
ジャンル:オープンワールドシューター
モチーフ:サイバーパンク
『PUBG Mobile』を開発した『Lightspeed & Quantum Studios Group(光子工作室群)』が開発中のPC、コンソール向け次世代シューター。
当記事まとめ
本来であれば先日発表のあった『ポケモンユナイト』を目玉にしたかったのでは?とも思われるが、そういった超大型タイトルを入れなくても十分過ぎるほど豪華かつ全方位的なタイトルラインナップとなった。
自社開発だけでなく、盛趣、Ourpalm、bilibili、Giant、祖龍、西山居、CMGE、Changyouなどの大手ゲーム会社の主力タイトルのパブリッシングも行うテンセントのラインナップは正に盤石の布陣だ。
『アークナイツ』に代表される2次元領域が唯一の死角か?とも思えるが、そこは当然手を打っているだろう。
今回発表されたタイトルもその多くが海外に展開することが予想される。今後の日本市場の動向を探る意味でもテンセントゲームズの動きは要注目だ。
■まとめ
・テンセント新作、準新作40本を発表
・ストリートファイター、アラド戦記など人気IP
・中国IP、ハイエンドオリジナルなど全方位
関連情報
テンセントゲームズ タイトル発表会:こちら
NetEase新作発表記事:こちら
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