中国共産党宣伝部(中宣部)出版局副局長の馮士新氏(Feng ShiXin氏)が中国海口市で開催中の遊戯産業年会にて中国ゲーム配信許認可『版号』の審査再開に言及した。
この発表に、今年の3月から審査が停止されていた『版号』の審査再開に中国ゲーム業界が歓喜に沸いた。
馮氏は『版号』の審査が再開され、既に第一弾の審査が完了したと言及したが、同時に審査待ちのタイトルも多く、審査停止前の状態に戻るには一定の期間が必要とも述べている。
以下では馮氏が同謝辞で述べた4つの重点を紹介したい。
馮氏が謝辞で述べたゲーム業界に必要な4つ重点とは?
【中宣部出版局副局長 馮氏が述べたゲーム業界に必要な4つの重点】
1.文化創出の使命を負う
→『オンラインゲーム倫理委員会(網絡遊戯道徳委員会)』を設立し、文化価値、道徳倫理の強化
2.社会責任の履行
→青少年の心身健康の保護が必須
3.ゲーム産業形態の転換
→量から質への転換が必要
4.海外展開
→優秀なゲームの海外展開を後押しする
この度の謝辞で上記4つを重点として述べたことから、従来の予測どおり『版号』審査再開後は道徳倫理面、青少年の心身健康面がより政府の注目を集めることになりそうだ。
また、量から質への転換は総量規制を指すと見られるので、これも従来の発表や予測通りと言える。
この度の発表を皮切りに、今後も『版号』関係のニュースが出てくると思われる。続報が入り次第、随時紹介していきたい。
--
引用:http://www.gamelook.com.cn/2018/12/345651
公式ツイッター:@Game__Tairiku
Facebook:https://www.facebook.com/GameTairiku/