App Annieが中国でウェビナーを開催し、中国ゲームの海外進出のトレンドに関する情報を公開したので紹介したい。
同社の統計によると、2020年上半期の中国ゲームの全世界スマホゲームの売上シェアは21%、日本市場における売上シェアは20%に達するとしている。
出所:App Annie Chinaウェビナー
世界的に成功を収めている中国ゲームのジャンルに変化はなく、SLGが最多、次いでRPG、アクションと、この3つのジャンルが大半を占めている。
出所:App Annie Chinaウェビナー
SLGの中でも攻城系のものは欧米、日韓市場で多くのシェアを取っている反面、日本市場で一番ユーザー支出の多いターン制RPGジャンルではまだまだ伸びしろがあるとした。
同ジャンルは日本はじめ、欧米、韓国など各国市場の現地企業が多くのシェアを有している。
出所:App Annie Chinaウェビナー
また、App Annieの大中華圏責任者の戴氏は中国ゲームの全世界スマホゲームDL数のシェアは10%前後であるため、海外市場に展開する中国ゲームはARPUが高く、コアゲームが中心になっていると分析した。
中国ゲームの各国市場でのシェアに話題が移ると、日本で5%増、韓国で6%増と日韓市場でシェアを大きく伸ばす一方、既に多くのシェアを獲得している東南アジア市場、ロシア市場、インド市場は減少に転じているとした。
これは、中国ゲーム企業が新興市場のシェアを一定以上獲得し、より規模の大きな成熟市場にターゲットをシフトしたことに起因していると話した。
■中国ゲームの各国市場売上シェア
日本:20%
韓国:28%
北米:17%
西欧:21%
東南アジア:50%
ロシア:31%
インド:28%
出所:App Annie Chinaウェビナー
同記事まとめ
■まとめ
・中国ゲームの日本市場売上シェアは20%
・中国ゲームの全世界DL数シェアは約10%
・ターン制RPGは日本が強い
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