スマホゲームやアプリの調査・分析ツールを提供する『Sensor Tower』は日本のスマホゲーム市場の売上規模や売上・DLランキングをまとめた統計を発表した。
同社の発表によると、2020年Q3の日本のスマホゲーム市場のApp StoreとGoogle Playの売上規模は約5500億円と大幅に増加、中国ゲームはTop100に27タイトルがランクインした。
2020年Q3日本スマホゲーム売上は約5500億円
まずは日本のスマホゲーム市場規模を見てみよう。2020年Q3のApp StoreとGoogle Playのスマホゲーム売上は約5500億円(50億ドル)で、前年同期比で32%増、前期比で17%近くの増加と2014年以来の大幅な増加と予測されている。
App StoreとGoogle Playの売上比率はApp Storeが55.6%、Google Playが44.4%となっている。
出所:Sensor Tower
2020年Q3の日本市場は日本ゲーム会社の新作が乏しく、App StoreとGoogle Playのスマホゲームのダウンロード数は1.8億回、前年同期比で約22%、前期比で約14%の減少となった。
App StoreのDL比率は、App Storeが約58%、Google Playが約42%となっている。
出所:Sensor Tower
2020年Q3売上Top1はモンスト
以下は2020年Q3日本スマホゲーム市場の売上ランキングTop20だ。
出所:Sensor Tower
Top1、Top2は変わらず『モンスト』『FGO』となっている。Top3はNetEaseの『荒野行動』でQ3の売上は約198億円(1.8億ドル)、前年同期比で52%増加、前期比で約14%の増加と予測されている。
DLランキングは日本ゲーム会社のタイトルがTop20に4作と前期の9作から減少している。
出所:Sensor Tower
中国ゲーム売上Top1は荒野行動
2020年Q3の日本市場における中国ゲームの売上Top20は以下の通り。
出所:Sensor Tower
Top1~Top3の『荒野行動』『放置少女』『マフィアシティ』に変化はなく、Top4に『AFKアリーナ』がランクインしている。
2020年Q3の売上ランキングTop100に中国ゲームは27タイトルがランクインしており、その売上総額は約1056億円(9.6億ドル)、Top100タイトルの売上総額の約26%に上ると予測されている。
2018年Q3と比較すると3倍近い売上規模に達しており、Sensor Towerはこの要因として『日本企業のコンソール回帰』と『それによる日本市場進出の機会増加』、『中国企業の日本市場進出ノウハウの蓄積』、『スマホゲームの需要急増』を上げている。
出所:Sensor Tower
DLランキングでは10作が新たにTop20入り、その内8作が新作となっており、Top1は160万以上のDLを記録した『ブロックマスター(Tile Master)』となっている。
他にはYOOZOOの『レッド:プライドオブエデン』、テンセントの『聖闘士星矢』、4399の『剣魂』、miHoYoの『原神』などがランクインしている。
当記事まとめ
■まとめ
・2020年Q3日本スマホゲーム売上は約5500億円と大幅増
・中国ゲーム売上Top1は荒野行動
・中国ゲームのシェアは25%超
関連情報
Sensor Tower記事:こちら
2020年Q1日本市場規模:こちら
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