複数の中国ゲームメディアが、12月3日に多くのゲームアプリデベロッパーがAppleから12月31日までに中国ゲーム配信許認可『版号』とそれに関連する書類を提供するよう要求するメールを受け取ったと報じた。
対象となるアプリは、有料ゲームとアイテム課金ゲームアプリで、2020年12月31日までに『版号』とそれに関連する書類を提出しなければ中国本土のApp Storeから削除されるという。
出所:七麦数据
Appleは今年に入り『版号』の提出を再三要求しており、6月30日、7月31日、そして今回の12月31日と期限を区切って対応を迫っている。
中国のAndroidストアでも同様に『版号』対策を強化しており、7月1日から『版号』提出を必須とし、12月の段階で基本的に『版号』の無いゲームはストアから落とされている。
中国Androidストアの『版号』対策の反映に用した期間を勘案すると、App Storeの今回の動きは最後通告に近づいてきていると見られている。
また、『版号』の無いゲームを出しているのは大半が中小デベロッパーで、Appleが先日発表した前年の収益が100万ドル以下のデベロッパーを対象に手数料を15%に引き下げる施策の対象となるデベロッパーが多く、同施策が2021年1月1日以降開始とされていることからも、これに合わせて『版号』対策もより強化する意図があるのでは無いかと報じられている。
当記事まとめ
■まとめ
・App Storeが再度『版号』提出を要求か
・期限は2020年12月31日
・『版号』の無い有料ゲーム、アイテム課金ゲームはストア削除
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