Epic GamesがAppleにプラットフォーム手数料が高すぎると異議を唱えた様に、中国でもゲーム会社とAndroidプラットフォームの間で手数料をめぐる攻防が続いている。
2021年の年明け早々に起きたテンセントとHUAWEIをめぐるやり取りは1日で決着が付いたが、その裏では両社間での手数料の協議があったものと考えられる。(関連記事)
miHoYoの『原神』、Lilithの『ライキン』はHUAWEIなどのAndroidプラットフォームで展開しなかったにも関わらず、自社マーケティングによるユーザー獲得で成功を収めている。
これにより『原神』の様なブランド力、『ライキン』の様なプロモーション力があれば、自社公式HPや手数料無料のAndroidプラットフォームTapTapからユーザーを獲得できることが証明された。
この流れを汲んでか、中国ではNetEaseが配信を行う『遊戯王 デュエルリンクス』も1月14日の配信開始以降HUAWEIなどの主要Androidプラットフォームでの展開が見られない。
(七麦数据のAndroidランキングではBaidu、360のみの展開となっている)
これまで中国Androidプラットフォーム手数料は50%が相場とされていたが、スマホゲーム市場の成熟に伴い、ユーザーのセグメント化が促進される中、自社ブランド力とマーケティング力を有する大手パブリッシャーにとって、中国大手Androidプラットフォームは以前ほど魅力がなくなったと言えるだろう。
今後プラットフォーム側から手数料引き下げなど新しい動きがあるのかなど、今後の動向に注目したい。
当記事まとめ
■まとめ
・NetEaseの新作がHUAWEIなど大手Androidプラットフォームで展開せず
→中国版『遊戯王 デュエルリンクス』
・Android版は自社マーケティングによる獲得がより重視される傾向に
関連情報
『游戏王: 决斗链接』公式HP:こちら
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