中国ゲームと聞くと『荒野行動』や『アズールレーン』、『ロードモバイル』のようにコアゲームを想像しがちだが、マッチスリー系のカジュアルゲームも根強い人気がある。マッチスリー系のカジュアルゲームの動向を中国の極光がレポートにまとめているので紹介したい。
■マッチスリー系のユーザー数は1.7億人
ユーザー規模は1.7億人と直近一年では微減となっている。同ジャンルの一端末への同時インストール数はおよそ1つで、同時に2タイトル併用しているユーザーは15%と少数派だ。これは人気タイトルにほとんど差別化要素が無いことに起因すると見られる。
(浸透率=スリーマッチ系アプリ/アクティブなスマホートフォン端末数)
男女比で見ると女性が7割近く占めており、やはり女性ユーザーが多くなっている。年齢層もボリュームゾーンは26~35才の社会人層で細切れ時間での利用が多いと予想される。
地域別の分布では、三級都市とされる非農業従事者が100万人以上いる比較的規模のある都市からそれより規模の小さな四級、五級都市のユーザーが55%を占めるなど、地方都市での人気が際立っている。
■人気Top3は?
マッチスリー系の人気Top3は以下の通りだ。
1. 开心消消乐:Happy Elements
2. 宾果消消消:檸檬微趣
3. 天天爱消除:Tencent
(図の指数はレポート発表元である極光の定義による)
■スリーマッチ系ユーザーの重複利用アプリは?
スリーマッチ系ユーザーに人気のアプリは以下の画像ようになっている。
ゲーム系だとハイパーカジュアルとカジノ系のカジュアルゲームが多い。短尺動画は“Tik Tok”も重複利用は多いが、それよりも“美拍”が多いのはスリーマッチ系ユーザーの年齢分布によるものか。
ゲーム人口の多い中国では昔から低ARPU高DAU型のカジュアルゲームが成功モデルとして存在している。
今後、この領域にどの様な変化が起こってくるのか引き続き注目していきたい。
※この記事を読まれた方へのオススメ!
—–
引用:http://youxituoluo.com/515838.html
翻訳・再編:ゲーム大陸
公式ツイッター:@Game__Tairiku
Facebook:https://www.facebook.com/GameTairiku/