5月13日、NASDAQと香港証券取引所で上場しているbilibili(ビリビリ)は2021年Q1の会計監査前の決算発表を行った。
2021年Q1の売上高は約624億円(39億元)で前年比で68％の増加、売上総利益は約150億円(9.4億元)と前年同期比で77％の増加となった。
bilibili 2021年Q1の業績は？
bilibiliの2021年Q1の業績は以下の通り。
– 売上高は約624億円、前年の約370億円と比べると68%の増加。
– スマホゲーム事業の売上高は約187億円、前年の約184億円と比べると2%の増加で横ばい。
– 動画及び付加価値サービスが前年比89%増の約239億円とゲーム事業を上回った。
– 広告事業は売上高約114億円とゲーム事業に迫る勢い。
– 売上総利益は約150億円で前年比で77％増。
– 株主に帰属する純損益は前年の約86億円から約145億円と損益が69%増加。
■2021年Q1 bilibiliプラットフォームKPI
・MAU：2.23億（前年比30％増）
→ スマホ：2.1億
・DAU：6010万（前年比18％増）
・月額課金ユーザー数：2050万（前年比53％増）
過去にはゲーム事業への売上依存が不安視されていたが、昨年から続く動画サービスの伸びや直近の広告事業の売上増から、ゲーム事業の売上比率は30％程度に収まっており、収益源の多様化に成功したと言えるだろう。
またbilibiliはByteDanceが中国で配信しAppStoreセールスランキングTop5入りするなどヒットを記録しているワンピースIPのスマホゲーム『航海王热血航线』の開発元『CMGE(中手游)』の7.15％株式を約104億円で取得するなど資本提携も積極的に行っている。
当記事まとめ
■まとめ
・bilibili2021年Q1売上は約624億円
・ゲーム事業は売上横ばいも、収益源多様化を果たす
・動画サービス、広告事業が売上大幅増牽引
関連情報
『bilibili』2021年Q1決算資料：こちら
—
中国ゲームについて話したくなったら：
