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【規制情報】中国政府が18歳未満平日ゲーム禁止の抜け道も封鎖へ。テンセントが厳格対応!

規制情報

9月6日、中国国営放送CCTVのニュースポータル『央视网(CCTV.com)』がテンセント『王者栄耀』の未成年者保護施策に抜け道があると報じた。

同社の記者がネット上で検索したところ、アカウントのレンタル、売買を行うサイトが複数あり、販売者の指示通り操作を行ったところ、顔認証が起動すること無く、約500円(33元)で2時間『王者栄耀』をプレイすることができたとしている。


(『央视网(CCTV.com)』Weiboの投稿)

また、同時期にネット上で『60歳の老人が深夜に高Lvアカウントで『王者栄耀』をプレイ?』との画像が出回り、これもアカウントのレンタル、売買ではないか?との憶測が広がり、9月1日から施行された未成年者の平日ログイン禁止措置に対する抜け道ではないかとネット上で多くの指摘がなされていた。

これを受けテンセントは未成年者保護施策の抜け道を防ぐため、『央视网(CCTV.com)』の報道があった当日の9月6日に20社以上のアカウントのレンタル、売買を行う運営会社に関連サービスを停止するよう弁護士レターを送付したと発表した。

また、ネットで議論を呼んでいた60歳のアカウントに関しても、3日間の検査を行い、1アカウントがこれに該当すると特定したが、このアカウントが本人がプレイしているのか、本人が子供にプレイさせているのか、レンタルや売買によるものか、に関してはゲーム運営側の情報からは判別できないとしている。

テンセントは本人が子供にプレイさせているのであれば、意識を高め顔認証を悪用しないよう望むとし、レンタルや売買によるものであれば、政府機関の要求に応じるよう強く求めるとしている。


(テンセント成長保護プラットフォームのWeibo投稿。60歳アカウント問題の仔細が画像で説明されている。)

これまでも中国では各種規制に対し、抜け道とも言える対策が講じられ、実質骨抜きにされる事象や、それが黙認される状況が存在した。ただ今回の一連の動きは、ゲーム業界に対する未成年者保護施策に関しては、それら抜け道を残すことも許さないという強い意思が感じられる。

当記事まとめ

■まとめ
・中国政府が18歳未満の平日ゲーム禁止措置の抜け道も厳しくチェック
・テンセントは即時これに対応。
・他にゲーム業界に対する規制が広まるか要注目

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