中国大手と聞くとテンセント(Tencent)やアリババ(Alibaba)、ゲーム業界ではネットイース(NetEase)といった名前が思い浮かぶ。
ここ数年でテンセントとアリババに少し水をあけられた感はあるが、BAT(Baidu・Alibaba・Tencent)として並び称される、NASDAQ上場企業『バイドゥ(Baidu/百度)』が2018年通年の業績を発表したので紹介したい。
バイドゥの2018年通期業績は?
バイドゥの2018年通年の業績は以下の通りだ。
出所:『Baidu』2018年決算資料
決算発表に合わせて、創業者でありCEOも努めるロビン・リー氏は以下の業績ハイライトに言及した。
【2018年バイドゥの業績ハイライト】
・BaiduアプリのDAUが前年比24%増の1億6100万に
・ショートビデオアプリ『好看(Haokan)』が前年の100万DAUから1900万DAUへと大幅増
同社にとって、社名を冠した『百度遊戯』から『多酷遊戯』へと改名し仕切り直して以来、ゲーム業界と最も関わりが深いのはやはりコア事業であるオンライン広告事業だろう。
中国の広告業界の分析を行う『App Growing』の2019年1月のスマホゲーム広告出稿量レポートによると、『バイドゥ』の広告チャネルは『テンセント』やTikTokの『ByteDance』に次ぐ3番目の規模を誇っている。
出所:App Growing『2019年1月份手游买量市场分析』
そんな同社のオンライン広告事業のアクティブな顧客数は約85.6万で前年比10%増、一顧客当たりの収益は、前年比8%増の約153万円に上るという。
今後はAI事業により力を入れていくとしている同社の動向が、中国ゲーム業界にどの様な影響を及ぼしていくのかウォッチしていきたい。
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引用:http://ir.baidu.com/phoenix.zhtml?c=188488&p=irol-newsArticle&ID=2388505
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