『パズル&サバイバル』や『日替わり内室』で知られる中国ゲーム大手『三七互娯(37 Interactive Entertainment)』が2021年通期の決算発表を行った。
同社の2021年通期の売上高は約2595億円で前年同期比13%の増加、純利益は約460億円で前年比4%の増加となった。
2021年通期『三七互娯』の業績は?
『三七互娯(37 Interactive Entertainment)』の2021年通期の業績は以下の通りだ。
同社の決算資料では、2021年の中国市場は飽和状態にある点、ユーザーのクオリティに対する要求が上昇している点などを上げ、競争が激化しよりターゲットを絞ったタイトルの精緻化が必要だとしている。
そんな中、16%の売上増を果たしたスマホゲーム事業に関しては、その要因として、中国国内におけるIPを軸としたコンテンツ化運営と、ARPGだけでなくMMORPG、SLG、カードバトル、経営シミュレーションとジャンルの幅を広げたことを上げている。
海外市場では『パズル&サバイバル』が欧米や日本市場で好調で、同社の海外市場売上は約764億円(47.77億元)と前年比で123%の増加を果たしている。
一方ブラウザゲーム市場は中国全体でもダウントレンドが続いており、同社のブラウザゲーム事業もユーザーのスマホ移行や新規タイトルの減少などが続き、前年比23%減となる約133億円の売上高となった。
37Gamesは自社の競争力の源泉は開発力にあるとしており、2021年は前年比12%増となる約200億円(12.5億元)を開発費に当てたとしている。
当記事まとめ
■まとめ
・三七互娯の2021年通期売上高は約2595億円
・マルチジャンル化、海外市場が売上増を牽引
・2021年の開発費は約200億円
関連情報
『三七互娯(37 Interactive Entertainment)』2021年通期決算資料:こちら
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