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【インタビュー】盛大と組むメリットとは?

インタビュー

今、中国2次元界隈で注目を集める2次元ターン制ストラテジーゲームと言えば、先日のChina Joyで盛大ゲームズが発表した「君臨之境」だ。この「君臨之境」の盛り上がりは何なのだろうか?

その疑問を解消するためGameLookが「君臨之境」の運営責任者であり、「60制作組」のCOOを務める彭硕氏にインタビューを敢行した。

インタビュー前編はコチラ:【新作情報】2次元タイトル「君臨之境」に迫る

インタビュー後編は以下。

盛大ゲームズと組むことの意義

GL:現状、中国国内の開発チームは大手企業と連携していることが多いですが、このことについてどう思われますか?メリットとデメリットを教えてください。

彭氏:私達は小さな制作チームであるため、質が高いゲームを作るためには、多くの人的リソースや巨大な開発予算が必要になります。タイトルの流通や宣伝にも、サポートが必要です。確かにマイナーなプラットフォームを通じて一部のユーザーにタイトルを知ってもらうことはできると思いますが、私達はより多くのユーザーにターン制ストラテジーの魅力を伝え、私達のことを知ってもらい、最終的にはタイトルの認知度を上げたいと思っています。これを達成するためには、大手メーカーと連携することは重要だと思います。

その代わりに、大手メーカーにとって私達みたいな制作チームと組むことは、開発面において大きな役割を果たしています。彼らは私達の作品からユーザーが求めている内容や要素について把握することができますし、私達も作品の目玉になる要素をしっかりとユーザーに伝え、作品の魅力を伝えることができます。

デメリットに関しては、コンテンツを商業化する過程で、私達がこだわりたい要素を失いやすいという点です。この点に関しては盛大ゲームズはとても寛大で、商業化に関する経験や知識を共有してくれましたし、制作上でも私達に大きな自由を与え、私達が作りたいゲームを作らせてくれました。これが私達チームが盛大ゲームズと連携した最大の理由でもありまでした。

GL:今では中国国内のパブリッシャーは作品数が足りないと悩んでいますが、コンテンツを提供する側の彭さんは、どう思われますか?

彭氏:私から見れば、作品数が足りない状況になった理由は、ここ数年ゲーム市場が過度に発展したことにあると思います。数年前はゲームを商業化することは簡単で、他業界からも多く参入したため、流通にかかる費用が高騰し、開発の予算がカットされ、市場はとても不健康な状態でした。

今では市場が徐々に正常化し、運営やゲーム内容に重心が戻りました。なので、作品数が足りない、というのはいいことだと思います。先日同業の友人からも、皆が本当に面白いゲームを作ることを目指せば、この業界はまだ大丈夫だと話していました。

GL:盛大ゲームズは「君臨之境」に対してどのようなサポートを提供しましたか?

彭氏:最大のサポートは資金面での援助でした。私達は小さな制作チームであるため、去年の9人から始まり、今年には開発とコンテンツの二部門を合わせ、21人まで増やしました。資金があれば、より優秀なスタッフをチームに招くことができ、スケジュール通りにタイトルを完成させることができます。

その他、盛大ゲームズは国内でもトップクラスの優秀な企業であり、制作面においても優秀な外部パートナーを紹介して貰ったり、様々なリソースを提供して貰いました。タイトルの宣伝と配信においても盛大ゲームズの力を借りることでより広くユーザーに届けることができると思っています。

また、この度の連携においても、盛大ゲームズは私達に高い自由度を与え、ゲーム運営や宣伝内容も私達に一任してくれています。

GL:「君臨之境」というIPの今後についてはどのような展開を考えていますか?

彭氏:私達は「君臨之境」を継続性があるコンテンツにしたいと考えています。このタイトルのゲーム性は深みがあり、面白さも充分にあると思っているので、この世界観でプレイし続けたいと思ってもらえると思っています。IPとしての他メディアへの展開ですが、ユーザーの要求に応えることを主軸にしたいと考えています。

その理由ですが、2次元好きのユーザーはゲームはそのIPの一部分であり、周辺グッズの展開はまた別だと考えているからです。私達も、周辺グッズとしての異なる要素を現在の世界観に取り入れることで、今後展開する商品を通じて、このIPを幅広く展開していきたいと考えています。


(今回のChina Joy盛大ブースではメインキャラのコスプレイヤーとフィギュアを展示)


(TapTap上でオフィシャルが流している開発風景の4コマ。開発における自虐ネタは各国共通だ!4コマの抄訳は『ゲーム大陸』公式ツイッター @Game__Tairiku をチェック!)

他にもChina Joyや各種コミケ・イベント出展やグッズ制作の様子を公開し作品への思い入れを熟成させているあたり、IP化への本気度が伺える。
「君臨之境」の今後の動向は、引き続き「ゲーム大陸」で紹介していく予定だ。

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Original Source:http://www.gamelook.com.cn/2018/08/337700
翻訳・再編:ゲーム大陸
公式ツイッター:@Game__Tairiku