これさえ押さえておけば最新中国ゲーム情報は没問題!10/22~10/28の中国ゲーム業界で話題のトピックをまとめてご紹介!
先週の中国ゲーム市場のビッグニュースはやはりテンセントとbilibiliの戦略提携発表だろう。他には中国にもVtuberブーム到来?と思わせるニュースが入ってきたので以下に紹介している。
規制関連ではテンセントが運営する『王者栄耀』に中国公安局データを用いた個人認証制を試験導入していることは先日報じたとおりだが(該当記事)、今後は北京市のユーザーを対象に、これら公安局データによる個人認証は、これまでの『推奨』から『強制的』に変更すると発表した。
また、この範囲は今後順次拡大し、計画では他のタイトルにも導入していくという。
他にはラングリッサーの広告量が減少傾向にあり変化の兆し?とも読み取れるランキング動向や、アズールレーンの開発会社が中国店頭市場へ提出した報告書にある売上や運営データなどに注目が集まった。
1.Tencent(テンセント)とbilibili(ビリビリ)が中国2次元コンテンツ市場での戦略提携発表!
テンセントとbilibiliは、以下のような2次元コンテンツ領域を中心にした、戦略的提携を発表した。
【Tencentとbilibiliの戦略提携の範囲】
・アニメ配信ライブラリの共有
→同時配信、優先配信など含む
・アニメの買付け
→コスト分散によるリスクヘッジ
・アニメ制作プロジェクトへの出資
→優先開発権授与など
・アニメ制作
・ゲームの共同運営*上記は権利元の条件が折り合うもの、との前提。
テンセントは『bilibili』を重要な2次元コミュニティだと考えており、今回の提携はテンセントが取り切れていなかった2次元ユーザー層を深掘りしたい、との狙いがあると見られている。
これによりテンセントの1強体制がより強固なものになるのか、今後の動向もウォッチしていきたい。



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2.中国にもVTuberブームが到来?!
中国で2次元層を主軸としたライブ動画サービスを手がける『KilaKila(紅豆Live)』が中国版ツイッターと言われる『Weibo』などから約19.2億円の資金調達を行った。
『KilaKila』は既にMAUが1000万人規模にまで成長しており、今回の資金調達で得た資金を元に、今後はバーチャルアイドルのプラットフォーム事業に力を入れていくという。
中国大手パブリッシャーの『Giant』も先日、日本のJoynet社が展開するキャラクター『メンヘラちゃん』(https://enjoynet.co.jp/)の全世界代理配信権獲得を発表、今後はバーチャルアイドル事業に16億円(X億元)以上の投資を行っていくと発表した。
日本のようにVtuberブームが到来するのか、現状はまだ温まりきっていない、という向きが強いが、今後の動向には要注目だ。
Source:http://www.youxituoluo.com/516740.html
3.【規制情報】王者栄耀の公安局データによる個人認証が北京市から強制導入へ
『王者栄耀』を運営するテンセントはこの度、先月より導入していた公安局データによる個人認証制を、これまでの『推奨』から『強制』に変更すると発表した。
この『強制』制は北京市のユーザーから開始し、順次他の都市へも拡大していくという。
また、同時に今後は他のタイトルへも同制度を導入する計画があるとも発表された。
Source:http://www.youxituoluo.com/516770.html
4.中国Top20ゲームの売上公開
調査会社の『CNG(伽马数据)』は『2018年7月~9月モバイルゲーム市場レポート』を発表した。
中国スマホゲーム市場の停滞が浮き彫りになるのかと思いきや、当レポートによると、市場売上規模は前期比で10%近く増加している。
この市場売上規模の増加を牽引したのは、『ラングリッサー』などの新規タイトルのヒットだと言う。



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5.アズレンの開発会社が店頭市場上場へ!売上や契約金などの情報も公開
日本でも中国産2次元ブームの火付け役となった大ヒット作『アズールレーン』の開発会社『厦門勇仕網絡技術股份有限公司(以下、勇仕網絡)』が中国店頭市場である『新三板』に上場申請を行った。
『勇仕網絡』の主な収益源は『アズールレーン』で、現在に至るまでの総売上として約134億円を記録しているという。



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