Lilith Gamesが6月30日にリリースした放置系RPG『AFKアリーナ』が日本のApp StoreセールスランキングでTop10入りした。
中国ゲームメディア『手游那点事』がLilith Gamesの日本チームへの聞き取りなど、独自調査を踏まえた『AFKアリーナ』マーケティング手法やローカライズで工夫した点をまとめているので紹介したい。
『AFKアリーナ』のマーケティング手法
Lilith Gamesはこれまで『Rise of Kingdoms(ライキン)』や『AFKアリーナ』の中国展開で見られたような、大型予算を投じて全方位的に大々的なプロモーションを行うマーケティング手法でヒット作を生み出してきた。
日本版の『ライキン』でもその影響は見られたが、『AFKアリーナ』の日本展開に関しては、この全方位戦略を止め、ターゲットを精確に絞り、効率的に露出を高める戦略に切り替えたという。

(App Store、Google Playの両ストアでDL一位を獲得)
■AFKアリーナのマーケティング リリース前と後
①盛り上げ期(リリース前)
・テスト結果からグラフィックテイストが日本のユーザーに受け入れられていないことを把握。
・日本絵師、コスプレイヤー、インフルエンサーを起用し異なるテイストで注意喚起を行う。
・ゲームメディア、SNSなどでブランディング広告をうち、事前登録につなげる。
・その後、TVCMなどにより強制的に露出を増やし定着を図る。


出所:『AKFアリーナ』公式Twitter
②爆発期(リリース後)
・川口春奈氏を起用したTVCMシリーズ。
・ファミAPPでのライブ配信、Youtuber起用。
・TikTokチャレンジ含む大量の広告出稿。
・4コマ漫画、イラストコンテストなどのゲーム外施策。
・これらにより短期間に流行ってる感を創出。

(川口春奈氏を起用したTVCM)

(『AFKアリーナ』広告素材)

出所:『AKFアリーナ』公式Twitter
『AFKアリーナ』のローカライズ手法
Lilith Gamesは『ライキン』の経験から日本展開に際してローカライズの重要性を認識しており、『AFKアリーナ』において以下のローカライズを行ったという。
■AFKアリーナのローカライズ
・関連法規に対応するため、有料ダイヤと無料ダイヤを区分け
・ログイン方法を追加
・日本オリジナルの英雄と有名声優の追加
・リリースに合わせ『サムライスピリッツ』コラボ
・ストーリーの強化

(『サムライスピリッツ』人気キャラ『ナコルル』)

(日本版に用意されたフレイラ。CVは花澤香菜氏)
当記事まとめ
■まとめ
・グラフィックの弱点を把握しローカライズとマーケティングで解決
・マーケ手法は全方位から精確なターケティングへ
・法律、ユーザー体験の両面を意識したローカライズ
関連情報
手游那点事記事:こちら
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