【決算】TapTapのXD社2021年上半期は減収減益！有料ゲーム販売は14億円と成長！

決算

2021.10.05

『ラグナロクマスターズ』の開発元であり、スマホゲームプラットフォーム『TapTap』を展開する香港証券取引所上場企業『XD Inc(心动有限公司)』が2021年上半期の決算発表を行った。

同社の2021年上半期の売上高は約220億円で前年同期比4％減少、売上総利益は約108億円で前年同期比18％の減少と減収減益に転じた。

『XD Inc(心动有限公司)』の2021年上半期の業績は以下の通り。

XDの主力のゲーム運営事業は売上高約167億円(10.42億元)と前年比12％減少となっている。主な要因は『ラグナロクマスターズ』など海外市場での売上減少を上げている。

同社のオンラインゲーム運営事業は長期タイトルの売上減退に伴い減収となったが、落としきり型のゲーム販売事業は売上高約14億円(8800万元)と前年比76％増と好調だ。

これは『Muse Dash』と『Human Fall Flat』が堅調に売上を伸ばしたことが大きいとしている。

また、同社は競争力の源泉として開発力を掲げており、2020年末から140名開発者を増員し1270名の開発体制になったとしている。現在13タイトルの開発が進行中で、内4タイトルはベータテストを控えているとした。

『XD Inc(心动有限公司)』が展開するスマホゲームプラットフォーム『TapTap』の2021年上半期の事業ハイライトは以下の通りだ。

【2021年上半期『TapTap』事業ハイライト】
・中国MAU：2800万(前年比15.6%増)
→ ゲームDL回数：2.48億回(前年比12.8％増)
・海外MAU：1300万(前年比484%増)

■まとめ
・XDの2021年上半期売上は約220億円で減収
・オンラインゲーム事業は減少も有料ゲーム販売が好調
・有料ゲームDL売上は約14億円