調査会社の『Sensor Tower』は、中国ゲーム市場の調査の一環として、Tencentが開発・運営を行う『PUBG Mobile』がアプリ内課金機能実装後200日を待たずに累計売上額1億ドル(約110億円)の大台を突破したと発表した。
バトルロワイヤル系のTop3タイトルである『PUBG Mobile』『荒野行動』『Fortnite』の累計売上1億ドル(約110億円)突破日数を比較しているので以下に紹介したい。
『PUBG Mobile』『荒野行動』『Fortnite』一番最初に1億ドル売上を突破したのは?
日本市場では、NetEaseが先行してリリースした『荒野行動』が『PUBG Mobile』『Fortnite』を抑えて、スマホ向けバトルロワイヤルゲーム市場で勝ちをおさめていると言える。
これを全世界に置き換えてみて、この3タイトルの累計売上1億ドル(約110億円)突破に要した日数をまとめたのが下の図だ。
出所:Sensor Tower
図の通り、累計売上1億ドル(約110億円)突破が一番速かったのは『Fortnite』の90日だ。
次いで『荒野行動』の118日、3番目が『PUBG Mobile』の192日となっている。
『PUBG Mobile』は6月に『ロイヤルパス課金』を導入、導入後は導入前と比べ3倍近く課金額が上がったという。
『PUBG Mobile』の海外売上は?
『PUBG Mobile』中国版ではアプリ内課金が実装されていない。
このため、当作の収益源は海外市場となっている。
その海外市場での7月~9月の累計売上は約72.6億円(6600万ドル)となっており、主な市場は米国で売上は約26.7億円(2430万ドル)、売上全体に占める割合は25%となっている。
また9月単体の中国スマホゲームの全世界売上げランキングではTop4となっている。
出所:Sensor Tower
『PUBG Mobile』のダウンロード数は?
『PUBG Mobile』のダウンロード数は全世界で2.25億回ダウンロードを記録している。
その内訳を見ると、アプリ内課金が実装されていないものの、中国が一番多く全体の33%を占めている。
次いで米国の11%、インドの8%となっており、日本は全体のTop3に入っていない状況だ。
中国でのアプリ内課金実装は?
中国では7500万回もダウンロードされているにも関わらず、アプリ内課金は中国政府の規制なども有り、実装されていない。
これが実装されるとなると、これら3タイトルの勢力図に大きな変化が起こることは想像に難くないが、『ゲーム配信の規制』と『韓国産コンテンツへの規制』の2つの問題があり、実際のところは中国での課金実装は当面難しそうだ。
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引用:http://youxiputao.com/articles/16249
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