10月17日~10月23日のApp Store売上ランキングの動きを振り返ってみたい。先週はTencentの新作『紅警OL』がリリース後すぐにTop10入り。
NetEaseは期待の新作『神都夜行録』がTop10落ちするも、長期タイトルの『陰陽師』と『率土之滨(日本語名:大三国志)』をTop10復帰させるなど運営手腕が光った。
日本IPものは、Tencentの『NARUTO』が一時Top49から大幅ジャンプアップのTop16にまで上昇、『梦幻模拟战(ラングリッサー)』はプロモーションが減少傾向にあり、ランキングもTop15圏と若干の後退となっている。
『ラングリッサー』はTop15圏に後退。プロモーションも減少か!?
8月のリリース以降、大規模プロモーションが功を奏し、売上ランキングTop10の常連であった『ラングリッサー』に変化の兆しが出始めている。
データ分析を行う『App Growing』の発表によると、7月~9月期のゲーム広告出稿量Top1は『ラングリッサー』であったが、先日発表された9月単体のゲーム広告出稿量のレポートでは『ラングリッサー』はTop9とランキングを落としている。



7月~9月のゲーム広告出稿量はこちら!
出所:App Growing 9月ゲーム広告出稿量レポート
売上げランキングも高い水準にあるとは言え、少しづつ後退しているようにも見え、今後の展開が気になるところだ。
出所:App Annie
Tencentの新作『紅警OL』とは?
『紅警OL』はEAのRTSゲーム『レッドアラート』の世界観を用いた、Tencentがパブリッシングを行うスマホSLGだ。
中国で30代後半~40代にかけて知名度のあるIPを用いた『現代戦争』の世界観が、従来の三国志や中世ヨーロッパといったありふれたSLGの世界観と差別化ができており、事前予約数1000万突破の触れ込み通り、リリース直後App Storeの無料ランキングで1位を獲得した。(以下のダウンロードボタンからDLできます。)
10月16日のリリース後、翌17日にはApp Store売上ランキングでTop10入りし、その後はTop5を維持している。
Net Easeの長期タイトル『陰陽師』と『大三国志』がTop10復帰!
長期タイトルの大型アップデートに合わせ売上の山を作る構図は中国も日本と変わらず同じだ。
中国で2年以上サービスを続けている『陰陽師』はこのところ毎月アップデートを行い、売上の山を作っている。
10月17日に行われた、SSRキャラクタの追加とSSRキャラクタガチャの確率アップを中心としたアップデートも効果を見せ、前日のTop32からTop3へと大幅に売上を伸ばした。
また同じくNet Easeが開発・運営を行う三国志SLGの『率土之滨(日本語名:大三国志)』は10月22日に3周年大型アップデートの一環として3Dマップを実装した。
大三国志(率土之滨)の3Dマップ画面
これにより、売上げランキングも実装前のTop27から一気にTop6まで上昇した。



先週の売上げランキング動向はこちら!
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