中国ゲーム業界の年次総会に当たる『中国遊戯産業年会(中国游戏产业年会)』が12月15日~17日の日程で中国・広州にて国家新聞出版署主管のもと開催された。
2018年の中国遊戯産業年会では版号の審査再開発表、2019年には未成年者の保護に強く言及するなど、中国政府のゲーム業界に対する指針を把握する上で、非常に重要なイベントとなっている。
2021年の版号総量は今年と同水準か
最終日に当たる17日に中宣部出版局副局長の馮士新氏が行った講演の要点は以下の通り。
■版号に関して
・今年から総量規制に基づき安定した版号審査を行った
・版号の総量は2019年と同じ規模だが、版号を取得したゲームの品質は向上した
・今後も品質を第一に、良質なゲーム、新しい創意、人材が生まれるよう推進する
・ゲーム業界の更なる健全化に向け尽力する
・版号関連でも違法行為があり、ガワ変えなどがあった150作を処理した
・来年も事中、事後の管理監督を強化し、厳罰化も行う
■海外展開に関して
・今年の中国ゲームの海外売上は前年比30%増となった
・世界水準を目指し、海外市場の深耕、海外企業との協業強化を以って、国際競争力を持った企業群を形成して欲しい
・中国文化を世界に広めて欲しい
■文化価値の向上に関して
・オンラインゲームは文化の継承、価値観の創造、道徳教育の使命を負っている
・優秀な文化的価値を内包するゲームもあるが、まだ文化的要素がまだ足りない
・文化を伝播している使命を自覚し、中華の優秀な文化を伝えて欲しい
・来年の中国共産党結党100周年に際し、ゲーム企業も愛党愛国の精神を以って良質なゲームを作って欲しい
■業界発展に関して
・安全、健全な業界発展のため尽力する
・オンラインゲームは発展速度が速く、影響力も大きい。重要な文化の発信源となっている
・コンテンツの安全性は生命線である
・コンテンツの責任はゲーム会社がその多くを占めている
・通報制度も整備しているので、コンテンツが社会に与える影響と責任を意識して欲しい
馮氏の講演内容をみると版号交付の総量は来年も今年と同水準で推移すると推測できる。中国文化をゲームに反映させる主旨はこの数年続けられているが、これがどこまで実際の影響をもたらすかは、今後出てくる新作の動向などを踏まえて追いかけていきたい。
当記事まとめ
■まとめ
・2020年の版号総量は2019年と同規模に
・品質重視との発言から来年も版号の総量は同水準と予測
・ゲーム企業に中国文化を反映したゲーム開発を希望
関連情報
2020中国游戏产业年会公式HP:こちら
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