スマホゲーム市場が成熟期に入り、プラットフォーマーに対する手数料引き下げ圧力が高まっている。
中国ではAndroidストア手数料が50%とApple App Storeよりも割高なことから、テンセント、Lilith、miHoYoといったトップタイトルを有する会社は、手数料引き下げの要求を隠さなくなっている。
そんな中、2021年1月1日にHUAWEIのアプリストアから『王者栄耀』『和平精英』を含むテンセントの全タイトルがストアから落とされダウンロードができなくなる事態が発生したが、その僅か18時間後には全タイトルがストアからダウンロードができるように戻された。
■テンセントとHUAWEIストアの一連の経緯
・HUAWEIが『テンセントによる一方的な契約条件の変更があったため、遺憾ながらプラットフォームサービスの継続が困難になった。』との主旨をアナウンス。同ストアからのDLができなくなる。
・テンセントが『延長契約が締結できなかったため、HUAWEIストアからのDLができなくなるという事態を招いてしまった。積極的に協議を行い回復に努めている。』との主旨をアナウンス。
・テンセントが『友好的な協議の結果、HUAWEIストアでのDLができるようになった。』との主旨をアナウンス。同ストアでのDLが可能に。
(HUAWEIストアとテンセントゲームズのWeiboでのアナウンス)
今回の事件の背景にはプラットフォーム手数料交渉があると見られているが、どの様に決着したのかは明かされていないため憶測の域を出ないが、こうした動きが今後より大きなうねりとなり手数料引き下げに繋がるのか動向に注目したい。
当記事まとめ
■まとめ
・テンセントとHUAWEIが一時的に交渉決裂。ストアからDL不可に
・18時間後には交渉がまとまりストアDL可能に
・背景はプラットフォーム手数料か!?
関連情報
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