日本のみならず世界的な大ヒット作となった、戦略SLG『クラッシュ・オブ・キングス(COK)』の開発・運営会社『Elex』の親会社である『中文伝媒』が2018年通年の業績発表を行った。
『中文伝媒』は1998年に設立された書籍出版会社で、2002年に上海市場でA株上場を果たした。
同社は2015年に『Elex』を小会社化しており、2019年3月19日現在の時価総額は約3580億円(223.78億元)となっている。
『中文伝媒』ゲーム事業の売上は?
『中文伝媒』の2018年通年の『ゲーム事業』の業績は以下の通りだ。
売上高は前年比21%減の499億円(31.17億元)、売上原価は前年比18.5%減の184億円(11.5億元)と減収減益となった。
プロモーション費用は42億円(2.61億元)で対売上比で約8%を占めている。
『クラッシュ・オブ・キングス』の売上は?
同社オンラインゲーム事業の主力タイトルは『クラッシュ・オブ・キングス』で、2018年12月末の段階で累計登録者数が2億2751万人、課金者数は約23万人、月売上は25.6億円となっている。
また、同社の業績発表資料では『クラッシュ・オブ・キングス』のARPU(1ユーザー当たりの課金額)は1万1200円(700元)となっている。
当該資料でのARPUの定義に関する記載が無いため断定はできないが、月売上や課金者数から類推すると、所謂ARPPU(1課金者当たりの課金額)が1万1200円なのではないかと思われる。
2018年の6月末と12月末を比較すると、『クラッシュ・オブ・キングス』は課金ユーザーが約2万人減、月売上が約2.65億円減、課金単価は横ばい、となっている。
関連情報
『中文伝媒』2018年業績資料:http://static.cninfo.com.cn/finalpage/2019-03-20/1205917412.PDF
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