中国モバイル・インターネット領域を中心にデータ分析を行う『Aurora Mobile(极光)』は2020年Q1の中国スマートフォン端末に関するレポートを発表した。
同レポートによると、中国スマホ端末のシェアはHUAWEIがTopで30.7%、次いでiPhoneの19%、OPPOの17.5%、vivoの17.4%、Xiaomiの8.6%となっている。
端末シェアトップはHUAWEI
『Aurora Mobile(极光)』が発表した2020年Q1の中国スマートフォン端末シェアに関するレポート『2020年Q1智能手机行业季度数据研究报告』の要点は以下の通り。
【2020年Q1中国スマホ端末動向】
・HUAWEIの躍進:2020年Q1の販売シェアは36.9%に拡大。ユーザーのリピート率はiPhoneと同水準の52%に。HUAWEIユーザーの半数は引き続きHUAWEI端末を選択。
・OPPOが失速:OPPOの販売シェアは3四半期連続で減少。
・iPhone11が好調:Q1のiPhone総販売数の4割超を占める。
・5Gユーザーの拡大:5Gモデル保有ユーザーの45%が三級都市及びそれ以下の地方都市に。
まずは2020年Q1の中国国内スマホ端末販売シェアを見てみよう。
出所:『2020年Q1智能手机行业季度数据研究报告』
同社の統計によると、2020年Q1の中国国内スマホ端末販売シェアは、HUAWEIが一番多く36.9%、次いでvivoの24.8%、OPPOは3四半期連続で減少し14%、Xiaomiは10.6%、iPhoneが8.8%となっている。
2020年Q1の中国スマホ端末保有シェアを示したグラフは以下の通り。
出所:『2020年Q1智能手机行业季度数据研究报告』
【2020年Q1中国スマホ端末保有シェア】
HUAWEI:30.7%
iPhone:19.0%
OPPO:17.5%
vivo:17.4%
Xiaomi:8.6%
その他:6.8%
5Gモデル保有者の85%が35才以下
2020年Q1の中国スマホ端末販売数における5Gモデルの販売比率は7.7%と前期の4.8%から増加。スマホ端末販売が落ち込んだQ1において明るい材料となった。今後も5Gの普及につれ販売台数が伸びることが予測される。
5Gモデルの中で人気なのはHUAWEI Mate 30シリーズでProとスタンダードモデルを合わせると55%以上の販売シェアを占めている。
出所:『2020年Q1智能手机行业季度数据研究报告』
5Gモデルは女性ユーザーにも浸透してきており、2019年Q4は男女比が8:2だったが、2020年Q1は5.5:4.5とほぼ均等になっている。
また、年齢分布では25歳以下のユーザーが増加し、5Gモデル保有者の85%が35才以下となっている。
出所:『2020年Q1智能手机行业季度数据研究报告』
販売価格を見てみると、HUAWEI Mate 30 Proの5Gモデルは約94400円(5899元)、4Gモデルは約86400円(5399元)と約8000円(500元)の価格差がある。
下図の中で最も販売価格の低いRedmi K30は5Gモデルが約35200円(2199元)、4Gモデルが27200円(1699元)となっている。
単位:元
出所:『2020年Q1智能手机行业季度数据研究报告』
関連情報
『2020年Q1智能手机行业季度数据研究报告』:こちら
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