世界的にスマホゲームやアプリの分析を行う『Sensor Tower』は2020年上半期のApp StoreとGoogle Playのスマホゲーム全世界売上の速報値を発表した。
同統計によると、2020年1月1日から6月30日までのスマホゲームの全世界売上高は約4兆260億円(366億ドル)で前年同期比で21.2%増の大幅増としている。
2020年上半期全世界スマホゲーム売上は約4兆円!
2020年上半期は世界的に在宅時間が増加したこともあり、これまで以上にスマホゲームに注目が集まった。
同期間のApp Storeの売上高は約2兆4420億円(222億ドル)、前年同期比22.7%増、Google Playの売上高は約1兆5840億円(144億ドル)、前年同期比19%増、両ストアの売上を合わせたスマホゲームの全世界売上高は約4兆260億円(366億ドル)、前年同期比で21.2%増の大幅増としている
出所:Sensor Tower
売上Top1はPUBG Mobile
同社が発表した2020年上半期の全世界スマホゲーム売上Top10は以下の通り。
2020年上半期の全世界スマホゲームTop1はテンセントの『PUBG Mobile』(中国版『和平精英』中国App Store売上含む)で、2020年上半期の売上高は約1430億円(13億ドル)と予測されている。
2019年上半期売上Top1であったテンセントの『王者栄耀』は『PUBG Mobile』に抜かれたかたちとなったが、売上高は前年同期比24.5%増の約1100億円(10億ドル)とTop2に位置している。
Top3のmixi『モンスターストライク』は2019年上半期からTop3を維持しており、2020年上半期の売上高は約695億円(6.32億ドル)と予測されている。
Top4の『Roblox』はリリースから現在までの累計売上が1650億円(15億ドル)を突破、Top5の『Coin Master』も2016年のリリースからの累計売上が約858億円(7.8億ドル)と1000億円の節目に近づいている。
2020年上半期全世界スマホゲームDL数は約285億回!
スマホゲームの新規ダウンロード数は増加傾向にあり、App StoreとGoogle Playの全世界でのダウンロード数は約285億回と予測されている。
前年同期のダウンロード数は約200億回であったため、前年同期比で42.5%増と大幅に増加している。Google Playのダウンロード数は46.2%増の228億回、App Storeのダウンロード数は29.5%増の57億回となった。
同社が発表した2020年上半期の全世界スマホゲームダウンロード数Top10は以下の通り。
出所:Sensor Tower
ダウンロード数Top1はテンセントの『PUBG Mobile』、Top2はGarenaの『Garena Free Fire』で1位、2位をバトロワ系タイトルが占めた。
続いてTop3はRuby Game Studioの『Hunter Assassin』、Top4はEyewind Limitedの『Brain Out』、Top5はPlayrixの『Gardencapes』となっている。
当記事まとめ
■まとめ
・2020年上半期全世界スマホゲーム売上は約4兆円
・ダウンロード数は約285億回で40%超の増加
・売上Top1は『PUBG Mobile』
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