インド政府は6月29日、国家安全保障上の問題を理由に『TikTok』『Weibo』『Wechat』などを含む59アプリを禁止すると発表した。
この59アプリには、Elexの『Clash of Kings』、Moontonの『Mobile Legends』、YY Inc傘下の『Hago play with firends』も含まれている。
今回インド政府が使用禁止を発表した中国アプリ59本は以下の通り。
出所:手游那点事
6月15日時点のインド市場のGoogle PlayセールスランキングTop30内の、中国開発もしくは中国パブリッシャーのスマホゲームには『PUBG Mobile』『Call of Duty Mobile』『ロードモバイル』『Mobile Legends』『ライブオブエンパイアズ』『ラストシェルター』『Rise of Kingdoms』『キング・オブ・アバロン』など計8タイトルが入っているが、今回禁止措置を受けたのはElexの『Clash of Kings』、Moontonの『Mobile Legends』、YY Inc傘下の『Hago play with firends』の3タイトルとなっている。
DotC United Groupの統計によると2019年のインド市場におけるゲームアプリダウンロードランキングの約16%が中国パブリッシャータイトル、セールスランキングのタイトルシェア約27%が中国パブリッシャーのタイトルになるなど、中国ゲームが多くのシェアを獲得しているとしている。
出所:手游那点事
海外市場でのシェア拡大が成長エンジンとなっている中国ゲーム業界にとって、海外市場でも中国と同じ様に自国産業の保護政策が始まることは最も危惧していることだろう。インド政府の今回の措置は中国との紛争に端を発していると見られているが、自国産業保護の観点も少なからずあると思われる。今後インド政府が使用禁止の対象を拡大するのか、動向を注視したい。
当記事まとめ
■まとめ
・インド政府、中国アプリ59本の使用を禁止
・TikTok、Weibo、Wechat、Clash of Kings、Mobile Legendsなど含む
・中国ゲームはDLランキングで約16%、セールスランキングで約27%のシェア保有
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引用元:こちら
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