8月27日、NASDAQ上場企業bilibili(ビリビリ)は2020年Q2の会計監査前の決算発表を行った。
2020年上半期の売上高は約789億円(49.33億元)で前年同期比で69%の増加、売上総利益は約181億円(11.34億元)と前年同期比で157%近い増加となった。
bilibili 2020年Q2と上半期の業績は
bilibiliの2020年Q2の業績は以下の通り。
– 売上高は約419億円、前年同期の約246億円と比べると70%の増加。
– スマホゲーム事業の売上高は約200億円、前年同期の約147億円と比べると36%の増加。
– 動画及び付加価値サービスが前年同期比153%増の約132億円と引き続き好調。
– 売上総利益は約97億円で前年同期比で141%増。
– 株主に帰属する純損益は前年同期の約50億円から約91億円と損益額が81%増加。
また同決算資料内に開示されているbilibiliの2020年上半期の業績は以下の通り。
スマホゲーム売上は35%前後の増加と好調を維持しつつも、動画配信サービスの売上の伸びがそれを上回ったことで、ゲーム事業売上の全体比率が50%を下回り、bilibiliが目指していたゲーム事業の一本足打法からの脱却に成功したと言えそうだ。
今後は純利益ベースでの黒字化が課題となりそうだ。
2020年Q2の事業KPI
【bilibili 2020年Q2 事業KPI】
・マンスリーアクティブユーザー:1.71億(前年同期比55%増)
→1.53億はスマホユーザー(前年同期比59%増)
・デイリーアクティブユーザー:5050万(前年同期比52%増)
・課金者数:1290万(前年同期比105%増)
当記事まとめ
■まとめ
・bilibili2020年上半期売上高は約789億円
・ゲーム事業売上比率が全体の50%を下回る
・動画サービスが好調
関連情報
『bilibili』2020年Q2決算資料:こちら
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