中国スマホゲームのAppStore売上・DLランキングの定点観測を行いたい。
*以下ランキングカテゴリはゲーム総合。
中国AppStoreセールスランキング週次比較
12月5日(木)と12月12日(木)の中国AppStoreセールスランキングTop15は以下の通りだ。
今週は『PUBG Mobile』の中国版に当たるテンセントの『和平精英』が『王者栄耀』を抜きセールスランキング1位となった。
先週リリースされたHero Entertainmentが配信を行う2次元アクションRPG『战双帕弥什(GRAY RAVEN)』は引き続き5位と好調を維持している。
また、7位にはNetEaseの期待作『夢幻西遊 3D』がリリース3日で早くもセールスランキングTop10入りとセールスランキング1位まで駆け上がれるか注目が集まる。
(『战双帕弥什(GRAY RAVEN)』)
(『夢幻西遊3D』)
また先週リリースされたYooZooの人気作『少年三国志』の続編『少年三国志2』が8位、DeNA Chinaの『スラムダンク』が10位と良い立ち上がりを見せている一方、テンセントの『HUNTER×HUNTER』IPの『猎人』は先週の12位から24位へとランクダウンしている。
中国AppStoreセールスランキングTop15
画像左側が12月5日(木)、画像右側が12月12日(木)。
中国AppStoreダウンロードランキング週次比較
12月5日(木)と12月12日(木)の中国AppStoreダウンロードランキングTop15は以下の通りだ。
今週はNetEaseから2本新作がリリースされた。1本はセールスランキング7位にも入った『夢幻西遊3D』、もう一本は『陰陽師』IPの新作カードバトル『陰陽師:百聞牌』でこの2本がダウンロードランキングの1位と2位を占めている。
セールスが好調な『战双帕弥什(GRAY RAVEN)』『少年三国志2』『スラムダンク』はプロモーションを継続しており、ダウンロードランキングの5~7位に位置している。
(『陰陽師:百聞牌』)
また注目したいのは『ラングリッサー モバイル』の『Zilong』が11月28日にリリースした3DRPG『啓源女神』だ。
以前の定点観測記事でも紹介した通り、中国での新作プロモーションはリリース後7日~10日までにダウンロード数を伸ばし、以降は広告出稿を絞る傾向にある。
ただし、マーケティングを得意とするZilongの『啓源女神』はリリース以降2週間、ダウンロードランキング16位以上を維持している。
(『啓源女神』)
(『啓源女神』ダウンロードランキング推移)
セールスランキングもTop15圏内常駐とはいかないが、Top30以上を維持しており、Top15~30クラスのヒット作のプロモーションプランとしてこの方式が定着するか今後の動向を見守りたい。
(『啓源女神』セールスランキング推移)
中国AppStoreダウンロードランキングTop15
画像左側が12月5日(木)、画像右側が12月12日(木)。
*画像に『畅销榜(セルラン)』とあるのは参照元『七麦数拠』の不具合と思われる。
関連情報
『战双帕弥什(GRAY RAVEN)』公式HP:http://pns.kurogame.com/
『啓源女神』公式HP:http://qyns.zlongame.com/
—
中国ゲームについて話したくなったら:
公式ツイッター:@Game__Tairiku
Facebook:https://www.facebook.com/GameTairiku/