世界的にスマホゲームやアプリの分析を行う『Sensor Tower』は2020年2月の中国スマホゲームパブリッシャー全世界売上Top30を発表した。
中国App Storeとその他世界各国のApp StoreとGoogle Playでの売上を元にした同社統計によると、2月の中国スマホゲームパブリッシャーTop30上位に変動は無いものの、Lilith GamesやYostarが過去最高売上を記録、またLilith Gamesは全世界パブリッシャーを対象にした売上ランキングでもTop4と同社の好調ぶりがうかがえる。
中国パブリッシャーランキングTop30
Sensor Towerの統計によると、2020年2月の全世界売上Top30の中国パブリッシャーのApp StoreとGoogle Playの売上合計は約1573億円(14.3億ドル)で全世界スマホゲーム市場売上合計の約28%を占めるとしている。
中国パブリッシャー全世界売上Top30の上位5社は先月に続き変動はなく、一位からテンセント、NetEase、Lilith Games、Fun Plus、Aligamesとなっている。
『Rise of Kingdoms -万国覚醒-』の世界的なヒットに続き、北米でヒットを記録した『AFKアリーナ』が中国市場でも大ヒットするなど注目のLilith Gamesは全パブリッシャー別売上ランキングでもTop3のPlayrixに迫るTop4と過去最高の売上を記録している。
同社2月売上の53.5%は『AFKアリーナ』、44.4%は『Rise of Kingdoms -万国覚醒-』となっており、地域別の売上分布を見てみると、中国iOS売上が35.9%、海外売上が64.1%となっている。『AFKアリーナ』の日本配信が開始された後、更に売上を伸ばすのか注目が集まる。
(『AFKアリーナ』)
Yostar過去最高売上を記録
2月の中国スマホゲームパブリッシャー全世界売上Top5のAligamesは『三国志:戦略版』のシーズン3開始の影響で前月比で売上を18%上昇させた。
同作と同じSLGジャンルのNetEaseの『大三国志(率土之滨)』がリリース後4年経っても安定した売上を記録していることから、同作も今後安定した売上を記録することが予測できる。
1月に『アークナイツ』を日本でリリースしたYostarは過去最高売上を記録、前月比61%増、前年同期比286.2%増の売上となった。また、2月の売上の約85%を『アークナイツ』が占めている。
『日替わり内室』がヒットしている37GamesはTop13と前月比で売上を10%伸ばしている。同社の地域別売上比率上位3地域は、中国iOSが44.8%、日本が27.7%、台湾が10.8%となっている。
関連情報
Sensor Tower:こちら
—
中国ゲームについて話したくなったら:
公式ツイッター:@Game__Tairiku
Facebook:https://www.facebook.com/GameTairiku/