【新作情報】アリババ傘下、アッシュテイル、三国志・戦略版の開発元の新作は三国志カードバトル!

新作情報

2020年の中国ゲーム業界におけるキーワードの一つとして、アリババやTikTokのByteDanceのゲームパブリッシング事業進出が挙げられる。

アリババのゲームブランド『Aligame』はコーエーテクモゲームスの『三國志13』をベースにしたSLG『三国志・戦略版』を大ヒットさせており、次なる一手に注目が集まっている。

『三国志幻想大陸』とは?

『Aligame』傘下の『Lingxi Games』は4月28日より三国志をモチーフにしたストラテジーカードバトルゲーム『三国志幻想大陸』のベータテストを開始した。

【タイトル概要】
タイトル:三国志幻想大陸
開発:广州灵犀互动娱乐有限公司(Lingxi Games)
ジャンル:ストラテジーカードバトル
リリース日:未定

『三国志幻想大陸』は中国で最も多いとされる三国志モチーフに、『刀塔传奇(ソウルクラッシュ)』から始まり、幾度となく流用~進化をつづけてきた、中国ストラテジーカードバトルという、新鮮味のないジャンルとなっており、故に同社の信念が感じられるタイトルとなっている。

『三国志幻想大陸』テストレビュー

中国ゲームメディア『手游那点事』の同作のテストレビューは以下の通り。

【三国志幻想大陸レビュー】
■ゲームプレイ
良く見られる中国カードバトルを踏襲。バトルは6対6(+プレイヤーキャラクタ1体)で、武将には豊富なスキルと相性があり、その配置による戦略性を楽しむ。

カードバトル系ではあるものの、育成システムの数値設計は基礎から徹底的に調整がなされている。分かりやすく言うと、カードの強さはレアリティに関係なく、捨てキャラがなくお気に入りの武将でゲームを続けることができる。

メインストーリー以外にも、放置系やローグライクなど多くのゲームプレイを用意しており、カードバトルゲームの弱点ともされる長期継続率改善の為、PvPやソーシャル機能の追加も試みている。

■グラフィック
クラシカルな三国志ではなく、ファンタジー要素も付加されている。グラフィックは統一感があり、クオリティが高く、Live2Dの表現が特に際立っている。


■ゲームライフサイクル
前期:高品質グラフィック、戦略性の面白さで競合タイトルと差別化
中期:コアゲームプレイ、世界観を中心にゲームへの定着を図る
後期:コミュニティ要素で長期継続を目指す

同作の開発元は『三国志・戦略版』の他に、日本でもヒットしているMMO『アッシュテイル(风之大陆)』の開発も行っていると言われており、そのヒット率の高さと共にMMO、SLGと異なるジャンルでヒットを記録した点においても存在感を示している。

そんな同社が開発する、王道とも言える『三国志 x ストラテジーカードバトル』の新作がこれまで同様大ヒットとなるか注目したい。

関連情報

『三国志幻想大陸』公式HP:こちら
手游那点事レビュー記事:こちら


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