中国アモイに本社を置き2017年には上海で上場を果たしたパブリッシャー『G-bit』の子会社『Leiting Games(雷霆游戏)』がオンライン新作発表会を開催し、一挙11タイトルを発表した。
『G-bit』の2019年度の売上高は約347億円、同期比約31%増加、純利益は約120億円、同期比で約15%増加と着実に成長を続けている、時価総額約4592億円(6/8時点)の中堅パブリッシャーだ。
2次元系タイトルは2作
タイトル:復活の魔女(复苏的魔女)
ジャンル:2次元カードRPG
モチーフ:ドット絵風
開発元:皮克喵工作室
インゲームではドット絵風を採用しつつも、RPGとしてリアルタイムバトルの面白さを追求。ドット絵風のマップ探索とステージ謎解きのギミックも実装。
(『复苏的魔女』)
タイトル:Haku Monogatari(白之物语)
ジャンル:MMORPG
モチーフ:2次元
開発元:NARX Games
JRPG風グラフィックの3DMMORPG。6月初旬にβテストを予定。
(『白之物語』)
ローグライク・ローグライト系は3作
タイトル:ABYSS BLADE(魔渊之刃)
ジャンル:3Dアクションxローグライク
モチーフ:ダークファンタジー
開発元:魔剣工作室
3Dアクションバトルxローグライク。アクションバトルの操作性にもこだわって開発。5月29日~6月14日までβテスト実施。リリース時期は今年のQ3を予定。
(『魔渊之刃』)
タイトル:LEGIONCRAFT(軍団)
ジャンル:ローグライトxストラテジー
モチーフ:中世ファンタジー
開発元:大象工作室
非常に高い評価を得たSteam版のスマホゲーム化。
(『LEGIONCRAFT(軍団)』)
タイトル:精霊魔塔(精灵魔塔)
ジャンル:ローグライク
モチーフ:2Dファンタジー
開発元:厦门普雷伊特网络科技有限公司
兄妹の2キャラを操作して魔塔に挑むローグライクゲーム。
放置系は3本
タイトル:不朽之旅(不朽之旅)
ジャンル:放置RPG
モチーフ:ダークファンタジー
開発元:重庆九鱼乐科技有限公司
ダークファンタジーx放置RPG。Q3に正式サービス開始予定。
(『不朽之旅』)
タイトル:冒険与深渊(冒险与深渊)
ジャンル:放置系
モチーフ:ドット絵風
開発元:木七七游戏工作室
ドット絵風の放置系ゲーム。7月に初の課金テスト、Q4に正式サービスを予定。
(『冒険与深渊』)
タイトル:一念逍遥
ジャンル:放置系
モチーフ:修仙
開発元:星云工作室(G-Bit)
Q3にβテスト開始予定。メインストーリーを設定せず、自由に修仙世界を探索できる放置系ゲーム。
(『一念逍遥』)
MOBAライク、経営シミュレーション、カジュアル
タイトル:栄誉指揮官(荣誉指挥官)
ジャンル:リアルタイムストラテジー対戦ゲーム
モチーフ:ファンタジー
開発元:五十一区工作室
3対3のリアルタイムストラテジーでMOBAライクなゲームプレイを謳っている。Q4に正式サービス開始予定。
(『栄誉指揮官』)
タイトル:Turmoil(石油大亨)
ジャンル:シミュレーション
モチーフ:カジュアル
開発元:Gamious
Steamで評価の高い経営シミュレーション『Turmoil』のスマホ化。Q3の正式サービスを予定。
(『Turmoil』)
タイトル:匠木(匠木)
ジャンル:カジュアルゲーム
モチーフ:中国伝統文化
開発元:东极六感
中国伝統文化をモチーフにしたカジュアルゲーム。6月10日より正式サービス予定。
今回発表された『Leiting Games』の新作は、同社が得意とするローグライク系タイトルが3本、MMOを含む2次元RPGが2本、放置系が3本、他にMOBAライク1本、経営シミュレーション1本、カジュアルゲーム1本とSLG、シューター系は無いものの、全面的なタイトルラインナップと言える。
テンセントとNetEaseが支配する中国市場にあって、海外市場に活路を見出す会社が多い中、同社の発表にはパブリッシャーとして中国市場でも戦い抜くという意思を感じる。
これら新作の中から次代の大ヒット作が生まれるか今後の動向に注目したい。
関連情報
Leiting Games新作ニュースリリース:こちら
Leiting Games公式HP:こちら
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