第三金曜日を基準日として日本市場における中国スマホゲームの定点観測を行いたい。
日本市場のゲームカテゴリセールスランキングでTop100入りしているのは、App Store30タイトル、Goole Play33タイトルで、NetEase、Yostar、YOOZOOなど複数タイトルをランクインさせているパブリッシャーが増加している。
また、『魔剣伝説』がヒットした4399の新作『剣魂~剣と絆の異世界冒険伝』の広告クリエイティブの傾向を広告効果計測ツール『AppGrowing』を使って調べてみた。
日本市場の中国ゲーム売上ランキング
8月21日(金)の日本のApp StoreとGoogle PlayゲームカテゴリのセールスランキングでTop100入りしていた中国開発によるスマホゲームは、App Store30タイトル、Goole Play33タイトルとApp Storeは先月から3タイトル増、Google Playは2タイトル増となった。
NetEaseとYOOZOOが4本、YostarとSix Wavesが3本、Lilithと4399が2本と複数タイトルをTop100入りさせているパブリッシャーが6社と中国企業の日本市場の攻略パターンが定着してきた感がある。
剣魂のマーケ素材は?
今回は4399の『剣魂~剣と絆の異世界冒険伝』のマーケ素材に関して紹介したい。
同作の広告素材を広告効果計測ツール『App Growing』で調べて見たところ、静止画のバナー広告が全体の約75%、動画広告が全体の25%を占めていた。
■『剣魂~剣と絆の異世界冒険伝』広告素材の3パターン
①有名人起用
4399のヒット作『魔剣伝説』では伊藤英明氏を全面的に推しだした広告素材を用いていたが、『剣魂』でも同様に北村一輝氏をイメージキャラクターに起用し広告展開を行っている。
②美少女・アニメ風キャラ推し
日本受けしそうなアニメ風のキャラクタを用いた素材に無料100連など報酬を推しだしている。実際のインゲームの効果とは開きがあるタイプの素材。
③インゲーム風素材
上記のアニメ風の素材と比較すると実際のゲームイメージに近いタイプの素材。
上記を見る限り『魔剣伝説』のマーケティング手法をそのまま踏襲していることが分かる。セールスランキングの初速を見る限りではまずまずの滑り出しと言えるので、この手の手法が今後も踏襲されていくのか動向を注視したい。
当記事まとめ
■まとめ
・中国ゲーム日本のセルランTop100に30本以上
・NetEase、Yostar、YOOZOOなど複数タイトルを有するパブリッシャー多数
・剣魂の広告素材調べ
関連情報
前回の日本市場定点観測記事:こちら
App Growing海外版:こちら
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