11月18日、NASDAQ上場企業bilibili(ビリビリ)は2020年Q3の会計監査前の決算発表を行った。
2020年Q3の売上高は約516億円(32.26億元)で前年同期比で74%の増加、売上総利益は約122 億円(7.62億元)と前年同期比で120%近い増加となった。
bilibili 2020年Q3の業績は
bilibiliの2020年Q3の業績は以下の通り。
– 売上高は約516億円、前年同期の約297億円と比べると74%の増加。
– スマホゲーム事業の売上高は約204億円、前年同期の約149億円と比べると37%の増加。
– 動画及び付加価値サービスが前年同期比116%増の約157億円と引き続き好調。
– 売上総利益は約122億円で前年同期比で117%増。
– 株主に帰属する純損益は前年同期の約65億円から約173億円と損益額が166%増加。
bilibiliは2019年Q3から四半期毎に70%前後の売上増を達成している。同社の急成長を牽引しているのは動画事業を中心とした付加価値サービス事業と広告事業だ。
また、2019年Q4には60%を占めたゲーム事業売上は、売上高を伸ばしながらも、3四半期連続でその全体比率を下げ、2020年Q3には40%となっている。
(bilibiliの四半期毎売上推移。単位:億元)
(bilibiliのゲーム事業四半期売上推移。グレー折れ線が全体比)
同社のゲーム事業の重点として海外進出が上げられており、日本市場は既に『ファイナルギア』『食物語』が立て続けにリリースされるなど積極的に展開されている。
NetEase、miHoYo、Lilithに続きbilibiliもゲームパブリッシャーとして日本で複数のヒット作を有するようになるのか、今後の動向を注視したい。
当記事まとめ
■まとめ
・bilibili2020年Q3は約516億円
・ゲーム事業売上比率が全体の40%に
・動画サービス、広告事業が好調
関連情報
『bilibili』2020年Q3決算資料:こちら
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